【Mobile World Congress 2010】
メジャーメーカー以外にも広がるAndroid
「Mobile World Congress 2010」の会場では、多数のAndroid端末を見ることができた。ソニー・エリクソンやサムスン、LGエレクトロニクス、モトローラといった世界シェアを争う大メーカーはもちろん、“小型”や“ブランドコラボ”を売りにしていた、そのほかのメーカーも、Android端末に取り組んでいたのが印象的だ。
フランスを拠点にするSagem Wirelessもその1社。同社は主に欧州のキャリアに納入する端末を作り、「ポルシェデザイン」とのコラボモデルなどを手がけている。ブースでは、ソーラー充電や、スポーツコンテンツを内蔵したPUMAコラボモデルが来場者の関心を集めていたが、今後の取り組みとしてAndroid端末を出展。GSM端末がラインナップの中心を占めていたが、「このモデルはHSPAにも対応する」(説明員)という。ブースの説明員は、2010年後半には市場に投入したいとの意向を語った。
Android端末を投入する予定のSagem Wireless | Sagem WirelessのブースではPUMAコラボケータイが話題を集めていた |
一方、小型で個性豊かな端末を「ALCATEL」ブランドで展開する香港のTCT Mobileも、Android端末を投入する予定だ。同社のブースには、縦スライド型のQWERTYキーを配し、HSPAやWi-Fi、GPSを搭載する「OT-980」が並べられていた。ディスプレイは2.8インチでカメラは200万画素と、スペックは高くないが、価格を抑えることが期待できそうだ。
縦スライドのQWERTYキーが珍しいALCATELの「OT-980」 | コンパクト型など、同社はユニークでコンパクトな端末を多数展示していた |
(石野 純也)
2010/2/19/ 12:46