【Mobile World Congress 2010】
Android端末3機種やカラフルなモデルを展示するZTE
ZTEのブース |
中国の総合通信機器メーカー、ZTE(中興通迅)は未発売のAndroid端末を展示していた。「Racer」「Blade」「SMOOTH」の3機機種で、それぞれ2010年第1四半期、第3四半期、第3四半期に市場に投入される。なお、実機はRacerのみで、ほか2機種はモックアップが置かれていた。
Racerは「ミドルレンジのマーケットを狙った1台」(説明員)で、加速度センサーなどを搭載。「インターフェイスのカスタマイズは特に行っていない」(説明員)という、ノーマルな状態のAndroid端末となる。Bladeは3.5インチOLEDディスプレイを搭載したハイエンドモデル。画面の解像度も480×800と精細だが、実機での確認はできなかった。SMOOTHは2.8インチのQVGAディスプレイやFMラジオを搭載する。
ミドルレンジを狙った「Racer」 | ハイエンドな「Blade」 |
FMラジオを搭載する「SMOOTH」 |
これらのモデルは「まずヨーロッパで発売し、次のステップとして世界を狙う」という。納入先のキャリアは「まだ交渉中」(説明員)とのこと。説明員は、ZTEがAndroidに取り組む理由を「世界のトレンドでオペレーターにも求められるため、スマートフォンは積極的に出していきたい」とした。
このほか、ZTEブースではカメラを搭載した防犯用のモニターや、3G回線をWi-Fiに変換するルーター、モデムに加え、既存のフィーチャーフォンも出展している。
防犯用の通信回線内蔵モニター | 3G回線をWi-Fiに変換するルータ |
カラフルなモデムを出展 | 将来のコンセプトモデルも披露 |
発売済みのフィーチャーフォンやスマートフォンも「STLYE」や「BUSINESS」というカテゴリー別に多数展示されていた |
(石野 純也)
2010/2/19/ 12:26