【Mobile World Congress 2010】
最新Android端末やOPhoneを展示するモトローラ


モトローラブースの様子。端末スペースが昨年より広がっていた

 モトローラのブースでは、世界各国で販売するAndroid搭載端末が展示されている。フィーチャーフォン中心の昨年とはうって変わり、ブースで新機種を触る来場者も多く見かけた。端末のブースは大きく2つに分かれ、1つが「Blur」シリーズ、もう1つが「Milestone」シリーズとなっている。

 Blurとは「メッセージ、アドレス帳、ソーシャルサービスを統合したサービス」(説明員)で、2月15日(現地時間)に発表されたばかりの「QUENCH」などで利用可能。QUENCHは、3.1インチディスプレイを搭載したAndroidモデルで、マルチタッチやFlashに対応している。「Swype」と呼ばれる文字入力も搭載し、画面に表示されたQWETYをなぞって文章を作成できる。

ハイエンドな機能を備える「QUENCH」QWERTYを指でなぞって文字入力が可能

 また、Blurコーナーでは、裏面のキーボードを180度回転させて開く「BACKFLIP」も披露。「タブレットスタイル、QWERTYスタイルだけでなく、キーボードを半分開いて立てかければフォトフレームのように使える」(説明員)という特徴があり、独特のスタイルに興味を示す来場者が多いことがうかがえた。このほか、2009年9月にアメリカで発表されたBlur対応初号機の「DEXT」も出展されていた。

180度展開するキーボード搭載の「BACKFLIP」キーボードが開く様子
Blur対応初号機の「DEXT」Blurでは画面のように各種情報を一覧可能

 一方のMilestoneシリーズは、アメリカのVerizonが「DROID」という名称で販売する端末のグローバル版シリーズ。ブースには、「Milestone」のほか、韓国市場に投入する「MT720」や、チャイナモバイルから発売される「OPhone」という位置づけの「MT710」、CDMAとGSMデュアルの2G端末「MT800」を展示している。

初代の「Milestone」韓国版にあたる「MT720」
チャイナモバイルが提供する「OPhone」CDMAとGSMの2G方式のみ対応の「MT800」

(石野 純也)

2010/2/18/ 17:12