【Mobile World Congress 2010】
「Samusung Wave」をアピールするサムスン


サムスンのブース

 サムスンのブースでは、発表されたばかりの「Samusung Wave」を中心とした展示となった。

 今年のイベントは、例年、大きなブースを構えて展示を行ってきたノキアが出展しておらず(付近でプライベートイベントを開催)、毎年ノキアが出展していた広いスペースにサムスンが展示ブースを構えていた。

 同社の展示は、「bada」プラットフォームを初号機となるスマートフォン「Samusung Wave」が中心。また今回の展示は、これまでサムスンが行ってきた携帯電話やスマートフォンの機能を紹介していく展示スタイルではなく、「Samusung Wave」を通してさまざまなサービスが利用できることをアピールするものとなった。Webアプリケーションやメッセージング、SNSやTwitterなどのコミニケーションサービスとの連携や、ゲーム・音楽といったエンターテイメント、GPSによるナビゲーションサービスなど、他のサービス事業者が展開するサービスを「Samusung Wave」を通してより便利に利用できるとアピールしていた。

 なお、「Samusung Wave」の発表の際、同社の携帯電話部門のトップであるJ K Shin氏は、従来の高機能なスマートフォンという切り口ではなく、「Samusung Wave」はより大衆的なアプローチであるとを語っており、展示ブースもそうした姿勢がうかがえるものとなっていた。

Samusung Waveアドレス帳にTwitterやFacebookを連携
登録されたユーザーのTwitterやSNS、メッセンジャー上での発言が1つの画面で確認できるGoogleカレンダーやFacebookのスケジュールなどが連携できるカレンダー機能
ゲーム画面ナビゲーション画面
現在地周辺の情報を検索ディスプレイ比較。Samusung Waveには「Super AMOLED」が搭載されている

 端末関連では、大容量バッテリーを搭載し、待受時間62日、通話時間22時間と長時間利用を実現した防塵防水(IP54)端末「E2370」、スタイリッシュなデザインを採用し、無線LAN機能やネットワークアシスト型のGPS機能などを搭載した「Monte」シリーズなどが展示されていた。

E2370ゴツゴツしたカタマリ感のあるデザイン
コンパクトな「Monte」シリーズ「Monte」スライドタイプ
「Monte」ストレートタイプ

 このほか、上質感のあるデザインを取り入れた「Diva」シリーズや、「shark」シリーズ、プロジェクター機能を搭載した「BEAM」なども展示。データ通信端末では、LTE方式に対応したUSBドングルや、通信モジュール内蔵PCなどが紹介されていた。

Diva端末を開いたところ
shark背面部のデザインが特徴的
BEAMに搭載されたプロジェクターで映像を映すエリクソンのLTEネットワークに対応したUSBドングル


(津田 啓夢)

2010/2/17/ 10:49