【Mobile World Congress 2010】
国内のケータイやサービスを展示するNTTドコモ


 NTTドコモのブースでは、国内用のケータイも展示されていた。端末はPRIME、STYLE、SMART、PROの各シリーズのほか、らくらくホンやキッズケータイも用意。未発売の「F-04B」や「Xperia」も置かれていた。

「Q-Pot.」とコラボしたSH-04B各シリーズの端末を操作可能な状態で展示
こちらも操作できる実機4月に発売が予定されている「Xperia」

 来場者が絶えず訪れていたのは、セパレートスタイルを採用した「F-04B」。英語では「Separable Phone」と呼ばれ、ゲームやマルチタスク、キーボードユニットの代わりに装着できるプロジェクターなどが訴求されている。分離・合体というコンセプトは世界的にも珍しく、海外メディアの関心も高いという。

海外メディアの注目度が高かった「F-04B」英語では「Separable Phone」と呼ばれる

 またドコモでは、端末だけではなく、機能やサービスの展示にも力を入れていた。「音声入力メール」のコーナーでは、らくらくホンを用意。デモ用に、英語で入力可能なシステムを構築している。入力できる例文は限られていたが、既存の音声入力メールと同様、サーバーで音声を処理する仕組になっており、高い認識精度を実現。担当者は「ユニバーサルサービスを世界に向けて発信したい」と語っていた。

音声認識メールは英文でも高い認識率を誇る英語認識をデモ用に作成し、いくつかの例文を試すことができた

 サービスでは、「iコンシェル」や「オートGPS」を紹介。特に「海外の方はオートGPSの“自動で位置を捕捉する”という部分に興味を示す方が多い」(担当者)という。これらのほかにドコモブースでは、エコ関連製品として、ヒノキで作られた「TOUCH WOOD」や、「SOLAR HYBLID SH-08A」が展示されている。

オートGPSのコンセプトを紹介「iコンシェル」や「オートGPS」は、サービスの概念を丁寧に説明していた
CEATECに展示されたヒノキ素材の「TOUCH WOOD」も展示

 



(石野 純也)

2010/2/16/ 18:15