【CEATEC JAPAN 2011】
テレビ、映像関連の展示が充実したパナソニックブース
パナソニックブースの様子 |
今回のCEATEC2011では、多くの企業がエコや省電力に関わる展示を前面に押し出している。パナソニックでも同様に、省電力を推進する機器類、コンセプトの提示などがブースの一角を占めたものの、それ以外の3分の2ほどのスペースをテレビや映像関連の展示に割いている。
省電力やエコに関わる大きなスペースも | やはり3D映像の展示は花盛り |
参考出展の「スマートフォンでアクトビラ」 |
「スマートフォンでアクトビラ」と題して参考出展されていたのが、テレビ向け配信サービス「アクトビラ」のコンテンツをスマートフォンから選んで、テレビで再生できるというサービス。アクトビラで提供している数多くの映像作品をスマートフォン上で選択し、再生ボタンを押すと、アクトビラの配信サーバーにあるコンテンツをテレビに映し出すというものだ。スマートフォンはあくまでもアクトビラのサーバーに指示を送っているだけで、スマートフォンとサーバー間、あるいはスマートフォンとテレビ間で映像データの送受信が発生しているわけではないのが特徴となっている。
将来的にはアクトビラのコンテンツの検索・再生だけでなく、スマートフォン上でキャリア課金などを用いた購入までできるようにすることを検討している。また、購入したアクトビラのコンテンツは、購入時に用いたテレビだけでしか視聴できず、家庭内のその他のテレビでは見られないという問題があるが、これについても改善し、1度コンテンツを購入すれば家庭内の複数のアクトビラ対応テレビで視聴できるようにすることも計画しているとのこと。
「スマートフォンでアクトビラ」の概要 | スマートフォンでテレビ再生するコンテンツを選べる |
「動画を再生」ボタンを押すと数秒後、テレビ上で映像の再生が始まる | 一時停止、早送り・巻き戻しも可能。デモのため、シンプルな操作画面が表示される |
ビエラブランドを展開する同社だけに、他にもテレビを軸に据えた展示が目を引いた。“インターネットも楽しめる お風呂テレビ”としてAndroid OS搭載のポータブルワンセグテレビ「SV-ME970」を、“お気に入りを持ち歩く お出かけテレビ”として、こちらもAndroid OS搭載のデジタルメディアプレーヤー「SV-MV100」を紹介するなど、ライフスタイルやシーンに合わせたモバイル端末を提案。
その他、ビエラをスマートフォンやタブレットからリモート操作できるアプリ「VIERA remote」を体験できるコーナーや、タブレット端末「UT-PB1」で電子書籍コンテンツを閲覧できるコーナーがある。また、デジタルカメラ「LUMIX」で撮影した写真や動画をWi-Fiでスマートフォンに直接送信できる機能なども紹介していた。
(日沼諭史)
2011/10/5 14:00