【CEATEC JAPAN 2011】
日立はiPad2用ワイヤレス充電器を出展、キーワードは“スマート”


日立製作所のブース全景
テーマは「人と地球の“ちょうどいい”関係」

 ひときわ明るいグリーンが目を引く日立製作所のブースでは、最近の省エネブームに合わせ、さまざまな省エネ関連機器やソリューションを展示していた。今回同社が掲げるテーマの中に“スマートなくらし”という言葉があるが、それを体現した出展物が多く見られた。

 日立マクセルは、9月28日に発表したばかりのiPad2専用のワイヤレス充電ユニット「AIR VOLTAGE for iPad2」を出展している。iPad2に専用のカバーを装着し、そのままクレードル型の充電台に立てかけることで充電できる仕組み。充電能力が高いという“電界結合方式”を採用し、満充電にかかる時間は通常のケーブルによる充電と同等の約3時間としている。カラーはホワイトとブラックの2種類が用意され、手持ちの端末のカラーに合わせて選べる。ケーブルを接続する手間をかけることなく、“スマート”に充電できるというアイテムだ。

 これとは別に、同社はすでにiPhone 4専用の「AIR VOLTAGE」を発売しており、ブースにも並べて展示している。そのiPhone 4の充電用カバーと同様、iPad2の充電用カバーも装着するとやはり端末の厚みが多少増してしまうのは仕方ないところ。充電台の奥行きが思ったよりあるのも気になるところだが、iPhone 4用の充電ユニットよりは、わりと無造作に置いてもしっかり充電が始まる構造になっているようだ。

AIR VOLTAGEシリーズiPad2専用の「AIR VOLTAGE for iPad2」充電状態で中央のランプが点灯する
充電台のジャケットの底面と接触する部分背面は意外に奥行きがあるように感じられたすでに発売済みの「AIR VOLTAGE」2台用
こちらは「AIR VOLTAGE」1台用「AIR VOLTAGE」の充電用ジャケットを装着したところ。厚みはどうしても増える充電台に正確に置かなければ充電が始まらないことがある

 その他、企業向けの省エネ支援サービス「eco・pom・pa」を出展しており、この中で使用しているタブレット端末がAndroidとなっている。各種センサーや機器類、データセンターなどと連携し、会社事務所の消費電力や室温、天気予報などを、端末にインストールした専用アプリで画面表示する。端末には台湾CAMANGI社のAndroidタブレットをそのまま使用しているとのことだが、同サービスの専用アプリのみが動作するようカスタマイズされており、残念ながら一般のAndroid端末のように使うことはできない。

 また、「スマートe-trasus」という商用車向けテレマティクスサービスでも、車載用機器にAndroid端末が採用されている。タクシー業者や運送業者向けのサービスで、車載した端末と会社の拠点とでリアルタイムに通信することで、拠点にいる運行管理者が車両の位置や速度、燃料状況といった情報を受け取ったり、それをもとに車両の端末(運転手)に対して指示を送るといったことが可能になる。このデモで使用していた端末は独自開発のAndroidタブレットだったが、スマートフォンも含む一般のAndroid端末でも利用可能にする予定とのこと。将来的にはスマートフォンやタブレットの特性を活かし、在庫管理や総合的な営業支援に使えるようカスタマイズすることも計画している。

省エネ支援サービス「eco・pom・pa(エコポンパ)」サービスに使用するセンサー、各種端末機器類OSはAndroidだが、同サービス専用アプリのみ使用可能
「スマートe-trasus」の概要中央にあるのが拠点の運行管理者の画面。左右のAndroidタブレットが車載器となる運行管理者が運転手に対して指示を送るときの様子

 

(日沼諭史)

2011/10/4 22:40