個人所有のスマートフォン、「業務でも利用」は37.4%


 株式会社インプレスR&Dが2009年12月に発行した「スマートフォン利用動向調査報告書2010」によると、個人所有のスマートフォンを業務でも利用しているユーザーは37.4%と4割弱に上ることがわかった。

 スマートフォンを業務でも利用しているユーザーは、2007年調査で27.3%だったのが、2008年調査では24%と微減。ところが、2009年調査では37.4%と対前年で13.4ポイントと大きく増加。ただし、2009年調査でも、「個人利用のみ」のユーザーが62.4%と6割を占め、個人利用のみで使っているユーザーが最も多い点は変わらない。

 年齢別に見ると、年齢が高いほど業務でも利用する比率が高くなっていき、40代前半と50代で42%と最も高くなっている。一方、60代以降では定年退職後の人も少なくないため、10代・20代前半と並んで業務利用は25%と最も少なくなっている。

 スマートフォンによって業務の効率化がはかれるかという設問には、「そう思う」40.6%、「どちらかと言えばそう思う」37.4%で、合わせて78%と約8割の人がスマートフォンによって業務の効率化が図れると考えている。

スマートフォン利用者の業務利用比率
スマートフォンによって業務の効率化が図れるか

 調査は、Impress Watchの読者を対象としてスマートフォンの利用に関する実態調査を2009年9月14日から24日までの11日間にわたって実施。全国から有効回答数8805を得て、うち2886がスマートフォン利用者だった。

 「スマートフォン利用動向調査報告書2010」はCD(PDF)版6万900円とCD(PDF)+冊子版7万1400円があり、インプレスR&Dの直販サイトで販売するほか、amazon.co.jpでもCD(PDF)+冊子版7万1400円が購入できる。


(工藤 ひろえ)

2010/1/18 11:00