世界のケータイ事情
無料Wi-Fiサービスが充実した台湾
(2014/4/2 10:00)
先日、台湾へ旅行にいきました。東日本大震災の際に、台湾が多額の寄付をしてくれたことは記憶に新しいと思います。戦時中、歴史に翻弄され、さまざまな過去を持つ日本と台湾ですが、現在は親日家としてとても有名です。
街中や電車の中でみた若者たちは日本と変わらないファッションやメイクでスマホ片手にLINEやSNSに夢中でした。携帯ショップは繁華街のあちこちにありました。台湾でもiPhoneが人気なのでしょうか。iPhoneの看板が目立ちました。
台湾は、旅行者向けの無料Wi-Fiサービスが充実しています。2011年7月にサービスが開始された行政機関が運営する公衆無線LANサービス「台北無料公衆無線LAN(Taipei Free)」を利用するには、空港や台北駅にある窓口でパスポートの提示をして登録するだけで、MRT(地下鉄)各ターミナル駅、観光スポット等、台北市の主な屋内外の公共スペースで無料Wi-Fiサービスを利用できるようになります。
インターネットでの事前登録も受け付けていますので、旅行前に申請しておくのがおすすめです。ホームページは中国語だけでなく、英語・日本語の表記もあります。利用エリアの確認もできます。
Taipei Freeに登録すると、itaiwan、New Taipeiのサービスも利用できます。Taipei Freeは台北市内のサービスですが、itaiwanは台湾全土、New Taipeiは新北市のサービスです。
台湾を訪れた人は必ず足を運ぶと思われる台北101も無料Wi-Fiサービスが完備されていました。
滞在したホテルもWi-Fi完備だったため、スケジュール確認に大いに役立ちました。スマホを手にする3年ほど前までは、旅行前にはいろいろなガイドブックを見たり、事前にインターネットを駆使して、いきたいお店や観光地をチェックし、現地では地図を見ながら迷いながら街歩きをしたものです。
Wi-Fiがいたるところで使え、とても便利になり時間のロスもなくなりましたが、道に迷って新たな発見があったり、予想外の出会いがあったりしたアナログな旅もいいものかも? と改めて感じた台湾旅行でした。
台湾には多くのお寺があり、お参りの仕方も決まった方法があります。お寺によっては、日本語で説明してくれるボランティアガイドさんがいたり、日本語での説明書きがあったりしました。龍山寺をお参りした際、ボランティアガイドさんに「願い事が叶ったらお礼参りに来てくださいね」と言われました。願い事が叶ったら、今回の旅行で食べ損ねたウェンジョウダーフントゥンのワンタンと魯肉飯とフレッシュマンゴーとあれとこれと……を食べにまた台湾を訪れたいと思います。その時はスマホの電源を切って出かけてみようかな。
おまけ:台湾観光情報
近年、台湾を訪れる日本人観光客も増加しており、観光客誘致に積極的な活動をしているようです。旅行前に台湾観光局へ申請すると、もれなく特典がもらえます。今回は、帰りの空港でお菓子をもらいました。時期によって特典は異なりますので、台湾旅行が決まったらぜひチェックを!