本日の一品

リビングでもUSB機器を充電できるスマートOAスタンド
(2013/5/14 06:00)
読者のみなさんはUSBから充電する機材が家にどのくらいあるか数えたことはあるだろうか。食パンを食べた数と同じようにいちいち覚えていない人もいるかもしれないが、筆者の家は、携帯電話や携帯ゲーム機などのACアダプターが存在するものも含めて10台弱であった。
1990年代後半に発表されたUSBは、WindowsパソコンやMacintoshの普及、携帯機器の普及と相まって今では非常にあたりまえのインターフェイスとなっている。それまでのシリアルやパラレルの通信ポートに比べるとコネクタが小さく抜き差しが簡単なこと、挿すとデバイスを認識してドライバがインストールされるなど便利なこともあるが、信号と電源が一緒のケーブルになっているため、ケーブル一本で周辺機器を使えるようになることが大きく利便性に影響しているように思う。
USBの電源は直流で電圧が5Vと定められており、電子回路で扱いやすいので通信しなくても充電用の電源として使えるのではないかと、誰かが気がついたのだろう。ここ数年の様子を見るとAC100Vと並ぶ「もう一つの電源端子」としての認識されているのではないだろうか。そうなると次に欲しくなるのは、通信なしでUSB端子に電源を供給するACアダプターだ。持ち歩きできる小型のものは店頭でよく見かけるし、みなさんもいくつかお持ちだと思う。
しかし、現在のような状況までくると、持ち歩きではなく自宅でも常時電源としてのUSB端子を用意したくなる。それもできればタブレット端末も充電できる大電流が取れるものがいい。しかし、電流を多く取れるものが見つからなかったので、買わずにいたのだった。
そして、やっと見つけたのが今回紹介する「スマートOA スタンドステーション」だ。通常のコンセント口は3つ。一つ離れたところにあるのは、大きなACアダプター向けだろう。こういう心配りはありがたい。電源専用のUSB端子は3口で、合計2.1A出力だ。できれば各ポートで2Aくらい取れるとよかったのだが、タブレット端末を何台も持っているわけではないので、そこはよしとすることにした。
色は白と黒があり、今回は白を購入した。デザインがシンプルで部屋に置いておいても存在を主張しないのはよい点だ。タブレットが立てかけられるようにスリットが付いているのだが、本製品は本体が軽く、そのままタブレットを立てかけると動いてしまうため、このスリットにACケーブルを這わせて動かないようにしている。
雷サージ軽減フィルターやトラッキング防止用の加工など、機能的にも今時のOAタップと遜色がない。コンセント口がアース付きの3口だったら完璧だったのだが、そこは今後の製品に期待したい。
リビングなどパソコンがないところでもUSB充電したい、でもUSB ACアダプターはかさばって格好が悪いので使いたくないと思う方には、おすすめしたい一品だ。
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
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USB充電ポート付きスマートOAスタンドステーション OWL-OTA3U3-1 | オウルテック | 2980円 |