本日の一品

デジカメ標準フラッシュで失敗の多い人の為の常時点灯LEDライト56発!

ごく普通の単3アルカリ電池3本で2時間半連続点灯できる

 もうかれこれ、初歩的なマチュア・カメラマンの最前列に居座って何十年か経つ筆者だが、猿でも使えるフルオート高画素デジカメの出現で、なんとか写真を撮る事自体はそこそこできるようになってきた。

 しかし、それにはいろいろ条件があって、午前中の南向きの直射日光が入らない食卓の上、とか、決してフラッシュを使う必要が無い環境での撮影、とかうるさいコンディション(言い訳)がいっぱいだ。

 ろくにカメラの勉強もせずに、厚かましくもオートで綺麗に撮りたい……なんてことが虫が良すぎることは重々承知はしているが、デジカメでの撮影が目的ではなく手段の人ならそれも致し方ないだろう。

 十分で自然な外光を確保しづらくて、天井の蛍光灯や電球を光らせるとテーブルに影や反射スポットが見え隠れする悪環境で、やむなく「ピカっ」と使ったフラッシュの引き起こした“肝試しの墓地のスナップ写真”のような最悪な状況を回避する方法がある。

 今回ご紹介する日本トラストテクノロジー社の「LUNATEMIS LEDライト 56灯」(以後LEDライト)がその救世主だ。カメラのウルトラ素人なので、難しいことは分からないが、フラッシュライトは、本来、シャッター速度や絞り、被写体とカメラとの距離等の設定と連動して一瞬の輝きでベストの結果を引き出すのが目的の装置だ。

今まで動画撮影専用と思っていたが静止画でも効果絶大だ
一気に光る56個の白色LEDは眩しすぎて裸眼では見てられないほどの明るさだ
永遠のカメラ初心者の筆者は未だに使っていないが、オレンジやピンクのフィルターも付属する

 しかし、常に理論通りに進まない事が多いのもアナログ世界の楽しいところだ。LEDライトが本来、効能を発揮するのは、ずっと撮り続けるビデオ映像の場合だ。昨今は静止画撮影がメインのデジカメでも動画撮影を行うことは多い。LEDライトを購入した時は、静止画撮影でどれほどの効果が期待できるかわからなかったが、実際に撮影してみるとその効果は抜群だった。

 LEDライトは単三乾電池3本で動作し、背面の光量ダイヤルで無段階の発光調整が可能だ。そして連続点灯なら150分、白色LED 56発の照明効果は絶大だ。強い光を放つ56発のLEDの光を3種類のフィルターと発光調整ダイヤルで制御でき、連続点灯している光の中で静止画撮影のベストなアングルやタイミングをじっくり自由に選ぶことができる余裕は、フラッシュではありえないことだ。

 ブツ撮りの多い割に素人の筆者は今まで、いろいろなフラッシュ装置を試したが、LEDライト56灯は、最もコストパフォーマンスに優れたデジカメ静止画撮影の有力オプションだ。筆者は、外部フラッシュを取り付けるためのホットシューのないGalaxy CameraでLEDライトを使用するため、ユニバーサルブラケットを同時に使用している。Galaxy CameraとLUNATEMIS LEDライト 56灯のペアは筆者の最も信頼できるコンパニオンだ。

回転式のダイヤルスイッチで、光量調整がきめ細かく可能だ
今までいろいろなブツ撮り用のフラッシュを買ってきたがピンと来なかった
筆者の使っている組み合わせは、白色LED56灯とあたりさわりのないフィルター、そしてブラケット
最も恩恵を受けたのは筆者愛用のアンドロイドOS搭載Samsung Galaxy Camera
製品名販売場所価格
LUNATEMIS LEDライト 56灯 LUNALED56Amazon.co.jp3300円
LPL ブラケット ユニバーサルブラケットUB-90Amazon.co.jp836円

ゼロ・ハリ