本日の一品

急な停電でも安心。人感センサー付き懐中電灯

RITEX 懐中電灯付き LEDセンサースリム

 非常時に欠かせないのが懐中電灯だが、いざ暗くなったとき、懐中電灯の場所が分からないという悩みを抱えていた。「ここなら絶対!」と思って置くのだが、必要になったときには大抵忘れているのである。懐中電灯のほうから場所を教えて欲しい!

 そこで気がついたのが人感センサーである。人感センサーのついた懐中電灯なんて……と思ったら、あった! どうせなら懐中電灯と卓上ライトの両方で使えそうなもの、ということで選んだのが、RITEXの「懐中電灯付き LEDセンサースリム」(以下、LEDセンサースリム)である。

 「LEDセンサースリム」は幅45×奥行き45×高さ195mm、重さ約130g。本体には、スリム管LEDライトとスポットLEDライトがついており、モード切替スイッチにより、卓上ライト、センサー、OFF、懐中電灯に切り替えられる。別売の単三アルカリ乾電池3本を入れると、卓上ライト(スリム管LEDライト)として連続点灯で約25時間、懐中電灯(スポットLEDライト)としては連続点灯で約35時間使えるという。卓上ライト、懐中電灯いずれも、明るさとしては、煌々と照らすほどとは言い難い。気持ちやや暗めなのだが、非常時に自分一人が明かりを確保する程度なら十分機能するレベルである。

 丸い探知センサーは「焦電型赤外線人感センサー」となっている。これがなかなかいい仕事をしてくれるのだ。モード切替スイッチを「センサー」にしておくと、明るい昼間は反応しない。暗くなると、水平約100度、約4mの範囲で人の動きを探知し、自動的に卓上ライトが点灯する。一度点灯したライトは、20秒後には消えるが、動いている間は点灯し続ける。センサーモードにしておくと、1日10回点灯で約300日間持つという。

 実際ありがたかったのが、ブレーカーが落ちたことによる突然の停電だった。夕食の準備で、うっかり複数の調理家電を動かしたばっかりに、ブレーカーを落としてしまったのだ。手元にスマートフォンがあれば、画面やカメラ用のライトを使えるが、調理中は難しい。真っ暗なので懐中電灯の場所が分からないのだが、「LEDセンサースリム」をセンサーモードにしてあったため、こちらの動きを感知して、自動的に点灯し、自分の存在を教えてくれた。

 夜間は探知範囲内で寝ていると、寝返り程度でも反応する。設置場所を工夫すれば、真っ暗でないと眠れないが、トイレに起きたとき真っ暗は困る、というワガママにも対応する可搬型のライトになる。また、「LEDセンサースリム」のそばに非常用持ち出し袋を置いておけば、夜間の停電でも、明かりの確保と、非常用持ち出し袋の確認が同時にできそうだ。付属の着脱式ホルダーを壁などに固定すれば、地震などで揺れてライトがどこかへいってしまうことへの対策にもなるだろう。普段使いもよさげなので、いざといときに電池の消耗が心配に……。予備電池共々、あと2つくらい欲しいと思うこの頃である。

パッケージ内容は、本体と着脱式ホルダー、およびホルダー固定用の両面テープ、取り付けネジ、コンクリート壁用のプラスチックプラグ
スリムで軽く、そのまま置ける
モード切替スイッチ
スポットLEDライトはセンサー側にある
スポットLEDライト
着脱式ホルダー
着脱式ホルダーに取り付ければ、揺れや落下に備えた固定もできる
文字がまあまあ読める程度の明るさ
センサー付きの懐中電灯なら……
急な停電でも、懐中電灯の場所が分かるというメリットが!
製品名販売元購入価格
RITEX 懐中電灯付き LEDセンサースリム ASL-030プロト1430円

すずまり