本日の一品
給電/充電ケーブルを内蔵したコンパクトなモバイルバッテリー
(2013/1/31 06:00)
外出先でスマホを手軽に充電できるモバイルバッテリーのニーズは、ここ1~2年で急激に高まりつつある。表示されている容量(mAh)すべてが充電に使われるわけではなかったり、充電の仕方によっては長持ちしなかったりと、利用にあたっていくつかの注意点があるのは、先日「正しく知って正しく選ぶ、モバイルバッテリー」の記事で紹介したとおりである。
さてこのモバイルバッテリー、筆者もフィーチャーフォンの時代から何台もの製品を使ってきたわけだが、実際に持ち歩く際に意外とネックになるのがケーブルの存在だ。モバイルバッテリー本体がいくらコンパクトでも、バッグの中に入れて持ち歩くにはケーブルが何かとかさばりがちで、また着脱式であるため、モバイルバッテリーは持ってきたのにケーブルを忘れてきた……なんてこともある。とくにバッグを交換した場合などには、こうしたミスが起こりやすい。
このような場合に便利なのが、microUSBケーブルが本体に直結されており、必要に応じてコネクタを交換できるモバイルバッテリーということになる。今回紹介する「ROUND」はこの条件に合致する、ケーブル内蔵の小型モバイルバッテリーだ。冒頭で紹介したインタビュー記事で協力いただいたSiB社のブランド「URBAN UTILITY」の製品である。
「ROUND」はそのコンパクトな本体に、給電用のUSBケーブルと、スマホ充電用のmicroUSBケーブルを内蔵しているので、別途ケーブルを持ち運ぶ必要がない。すっぽりと手のひらに収まるサイズでありながら、ケーブルの体積をまるごと含んでいるのだ。バッグの中でかさばることもなく、思い立ったらすぐ充電ができ、使わない時はコンパクトに収納しておける。いざ使おうとした時にケーブルがなく使えない……といったこともない。
筆者は本稿執筆時点でAndroid端末とiPhone 4Sの2台持ちなのだが、本製品はmicroUSBの先端に装着できるDockコネクタも付属しているので、これをストラップにつけて持ち運ぶことで、Android端末とiPhone 4Sのいずれも充電に対応する。容量は2600mAhで、冒頭に紹介の記事にあった「3~4割減」の式に当てはめると充電に使えるのは2000mAh前後となり、スマホだいたい1台分を充電するのにぴったりの容量である。小回りが利くバッテリーとして、持ち歩く荷物をなるべくコンパクトにしたいユーザーは注目といえるだろう。
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
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モバイルバッテリー “ROUND ラウンド” | SiB | 3000円 |