クールダウン・ガジェット「冷えぐるみ」で省エネの夏を乗り切る!


冷えぐるみはぬいぐるみ型のアイスノン系のクールダウンガジェットだ

 今年の日本は過去に例のないほどの省電力規制のまっただ中だ。大都会の東京では、官公省庁は言うまでもなく、街の商店街から地下街、高層ビル、JR、私鉄、地下鉄、バスなどの交通機関まで、冷房は普段の何割もカットされている。

 ドラッグストアなどでは、昔ながらの氷枕をルーツにもつ「アイスノン」や「熱さまシート」がバカ売れだという。病気や体調不良でもないのに、アイスノンやら熱さまシートはどうも……という人に最適なクールダウン・ガジェットが、株式会社ウィズから発売された。

 同じ携帯するのでも、どうせなら愛想のないデザインじゃなく、可愛いぬいぐるみの形をした方が楽しいに決まっている。そんな軽いノリで登場したのが、“冷えるぬいぐるみ”の「冷えぐるみ」だ。

 外観は、ペンギンとシロクマ、そして今、東京では人気爆発のパンダの全部で3種類。筆者は、外観的にいちばん出っ張り&引っ込みがあり、持ちやすそうなペンギンを購入した。冷えぐるみは、ぬいぐるみの内部に吸収性ポリマーを内蔵しており、購入時には自立性のないふにゃふにゃした感覚だが、風呂桶やボールなどに水を一杯入れて、冷えぐるみを浸けると、30秒~40秒で水分をたっぷり吸ってふくよかな形に変化する。

 形はふくよかだが、手触りは意外に硬い。冷蔵庫や冷凍庫で冷やしてから屋外に持ち出す際は、ビニールの袋に入れるのがおすすめだ。炎天下を歩いて、ちょっと一休みの木陰や、駅まで歩いてやっと電車に乗れて、ラッキーにも座席を確保した時などに、おもむろに鞄から冷えぐるみを取り出して額に当ててみよう。今までに無い快感のはずだ。

 水を充分吸った時の最大重量は300g余り、現代の携帯電話3個分ぐらいの重量はある。しかし、猛暑の中、額や首筋に冷えぐるみを押し当て、周囲の人の羨ましそうな顔を見ながら感じるヒンヤリ感は格別だろう。

風呂桶やボールで、水をたっぷり吸わせて数十秒の間に、水を徐々吸って外形がふっくらとしてくるのが分かるほぼ水を一杯吸い込んだので、あとは冷凍庫で急速に冷やして、外出時のお供に。

商品名実売価格購入場所
冷えぐるみ ペンギン998円上野駅前「ヤマシロヤ」

 

(ゼロ・ハリ)

2011/7/27 06:00