山歩き用に大活躍なガジェット「フィールド・シスコムII」
「フィールド・シスコムII」は高度計や温度計、時計のほか、天気も予測してくれるアウトドア向けのガジェットだ。ポイントは内蔵する高精度のエレクトロニクス気圧センサーと専用マイコンだ。アウトドア向けガジェットを探していたとのだが、いろいろなところで聞いた話を統合すると、高度測定の精度は、気圧計のそれに比べるとGPSによる測定の精度は低いようだ。そこで、気象計を専門にリリースする、エンペックス気象計の「フィールド・シスコムII」にたどり着いたわけだ。
手のひらサイズで重さは95g。アウトドア製品なので日常生活防水機能はある | 1790m、温度は26度と計測 |
高度計があると山登りが楽しくなってくる。フィールド・シスコムIIの高度計は、-300mから4000mまで10m単位でデジタル表示し、2000m超から4000mまで200m単位で表示する高度グラフも備えている。
また天気予測という面白い機能については、測った気圧に基づいて今後の天気を予測する。「天気は良くなる/現在晴れならそのまま」「雲は少なく天気はもちそう」「ぐずついた曇りがちな天気」「天気は悪くなる/現在雨ならさらに悪くなる」ということを表現した4つのアイコンで、現在地の半径20mについて6~12時間後の天気を予測する、というもの。またこの予測の大きな要因となる気圧の変化については、液晶画面に表示された直近12時間の気圧傾向グラフから見ることができる。
温度計は-20度から60度まで1度単位でデジタル表示するので、高度計のスペックも加味して考えるに、よほど暑いところや寒いところ(標高4000mを超えるヒマラヤ山脈など)でも行かない限り利用可能であり、日本国内で利用に困ることはないといえよう。
山登り用途でなくとも、階段・エスカレーター・エレベーターなどで上下してもしっかり数値は変わってくるので、アウトドアだけでなく都会でも使えるわけだ。夏休みの自由研究にもいいかもしれない。また、自宅などピンポイントの天気予報を知りたい人も、持っておいていいかもしれない。身近な行動をデータ化するのが好きな人にはお勧めの一品だ。
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
フィールド・シスコムII | エンペックス | 7980円 |
2011/7/28 06:00