コンパクトで曲げられる、シリコン製Bluetoothキーボード
英字配列で、極小ながらファンクションキーも備える |
筆者の趣味の一つは無線マウスやキーボードの収集だ。特に、おかしなものがあると喜んで飛びつく傾向がある。その変わった嗜好にグサッと刺さる一品がサンワサプライから登場した。シリコン製でぐねぐねと曲げられ、しかもコンパクトなBluetoothキーボードだ。さっそくこの原稿執筆に用いつつ、使用感をお伝えしよう。
400-SKB018はBluetooth接続のキーボードで、横幅は21.5cmとかなりコンパクトな作りのキーボードだ。ボタンは丸形で、指をホームポジションに置きたくてもはみ出してしまう程の小ささ。ブラインドタッチは望むべくも無く、両手とも三本使ってタイプするのがやっとだ。シリコン特有のへにゃっとした打鍵感も伴い、普通のキーボードと同じ感覚で使おうとすると相当なストレスを感じる事だろう。
しかし、割り切って使えば存外に使いやすい。iPadなどタブレット端末での使用に限っていえば、画面とキーボードの位置を近くできるので、視線移動が短くて済む。ソフトキーボードの入力に比べれば段違いに早く入力できた。また英語キーボードの配列のため、iPadでの利用時には、記号入力がキートップの文字とズレずにストレスなく利用できる。また、この価格で英語配列のBluetoothキーボードというのは市場では稀な方だろう。
電源は内蔵バッテリーにUSBポートから充電し、4時間の充電で約50時間の使用ができるので必要十分といえる。何より丸めてコンパクトに運搬できるのが良い。ラバーバンドでとめると収まりが良く、カバンの中で邪魔にならなかった。USBポートと電源スイッチを避ける必要はあるものの、汚れたら水洗いができるのもシリコン製ならではの利点だ。見た目のイロモノ感に反して、なかなか使いでのあるモバイルキーボードだ。
フルピッチのキーボードと比べると小ささが際だつ | 指1本でキーが2つ押せてしまう |
まとめるのにラバーバンドがぴったりだった |
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
400-SKB018 | サンワサプライ | 5980円 |
2011/6/7 06:00