絨毯や洋服の上でも使えるマウス~ Logicool Couch Mouse M515


Logicool Couch Mouse M515。USBレシーバーは超小型タイプで紛失注意だが、単体販売もあるので安心

 ワイヤレスマウスの小さいUSBレシーバーを紛失して以来、持ち運び用途ではケーブル付きマウスを使っていたのだが、またワイヤレスに戻ろうとマウスを買ってしまった。

 ただし、二度とレシーバー紛失で困らない対策を考えた結果、選んだのが今回紹介するロジクールの「Logicool Couch Mouse M515」だ。ロジクールの一部製品は「Unifyingレシーバー」というものを採用しており、早い話が同じUnifyingレシーバーを使った製品と共有することができるのだ。

 Unifyingレシーバー対応機器は、他のワイヤレスマウスをはじめワイヤレスキーボードもあり、もし別の対応製品を買えば、レシーバーは共用できる。しかも、うれしいことにUnifyingレシーバーは補修パーツとして800円で販売されており、なくしてしまってもすぐに予備を購入できる。

 届いて早速使ってみると、ワイヤレスマウスの便利さを実感する。しかも、このLogicool Couch Mouse M515は、布地の表面で最高の性能が発揮できるように設計してあるといい、絨毯の上や自分のズボンの腿のあたりでも快適に動作する。まだ試してないが、某コーヒーチェーンのベルベットなソファーのアームレストでもカーソルが飛ばずに使えるのではないだろうか。

 そのかわり、裏面がフラットで、ふつうのマウスにあるような滑り板がない。机の上ではスムーズに滑りにくい場合もあるが、丸1日使ったところだいぶ慣れてしまい、違和感なく使えるようになった。

 さらに、Logicool Couch Mouse M515を選んだもうひとつの理由は、メタルのホイールの慣性作用でホイールが回り続ける「高速スクロール機能」に対応している点だ。

 ホイールそのものを押しこむだけでホイールのクリックの有無がすぐに切り替えられるという機能があり、びゅーっとスクロールしたいときも、少しだけスクロールしたいときもマウスから手を離さずに使い分けられる。

 クリックのないホイールはちょっとした弾みにスクロールが動いてしまったりと、正直使いにくいと感じる。画面全体がスクロールするだけならまだしも、タイミングによってはせっかく選択したプルダウンメニューが変わってしまったりと、致命的なミスをやりかねないのだが、クリックの有無を切り替えてしまえば無問題だ。

 Logicool Couch Mouse M515はモバイル用としては、かなり高機能で、以前使っていたものよりも少し大きく、重い。デスクトップPC用のメインとしても十分に使える性能のマウスなので、モバイルだけでなく机の上で常用してしまいそうだ。

マウスとしてはモバイル用でも前後長が長めの部類かもしれない後ろに型番を主張する刻印がある
このマウスのキモであるフラットな裏面。ホコリもたまらない押しこむとクリックの有無が切り替えられるホイール。この便利さはたまらない

 

製品名発売元購入価格
Logicool Couch Mouse M515ロジクール4980円

 

 

(江須田)

2011/6/6 06:00