カロリー関連も計測できる「カロリースケール」


「カロリースケール」 本体サイズは一般の計量秤と比べて横長

 健康体になりたい、率直にいえばもうちょっとお腹をひっこめたいと願う筆者。走ってカロリーを消費しようと(ときどき)努力しているが、一方で体に取り入れるカロリーもチェックしなければ!と思い購入したのが、今回照会するタニタのカロリースケールだ。

 カロリースケールは、一言でいえば、食品や料理の重さを量り、さらにカロリーまで表示してくれるという健康志向な人が注目しそうな一品である。本体内のメモリーには「五訂増補 日本食品標準成分表」の中から、よく口にする937の食品と540の料理が登録されており、重さを計測した食品や料理に対して、その重さ分のカロリーを計算・表示してくれる。モノを乗せれば、すぐにその食材・料理が何かを判断する……なんて22世紀に出てきそうな(?)機能はなく、計量後にボタン操作を行って表示させる。本体からも食材などを検索できるが、付属品の「食品・料理名ブック」という、取扱説明書とは別の本からも調べられる。

 また個人設定で、年齢、性別、身長、体重、それに「事務」「接客業」「肉体労働」などといった身体活動レベルを設定することで、1日の必要カロリーが確認でき、さらに食事毎に量ることで、今日必要な摂取カロリーをどれだけ摂取できたか、という表示もできる。ここで「外食のときも量るんかい?」となるが、このあたりもフォローされており、今日何を食べたか、登録だけで済ませることもできる。

 この商品、家庭用の料理秤(はかり)にしては、ちょっと値が張る。が、そのおかげで、秤(はかり)としての基本性能も高めだ。たとえば精度は、500gまでなら±2g、2kgまでなら±3gの精度を保証。さらに「高精度の秤は、使用地域により重力の影響を受け、誤差が生じる場合がある(説明書より)」とあり、どこの都道府県で使うのか設定するのだ。

 せっかく買うなら、いい料理秤を買おうと思う読者には、「カロリースケール」はおすすめの一品だ。

ボタン部分。インターフェースの使いこなしには説明書の読破が必要だラーメンと一言でいっても、リストにはいろんなラーメンが登録されている
今日の摂取カロリーを計算。カタカナ以外も表示してほしいような……

 

製品名製造元購入価格
カロリースケールタニタ1万290円

 

 

(山谷 剛史)

2010/3/10 06:00