専用ストラップが技あり！　USB-C×2/USB-A×1を備えるAnkerのモバイルバッテリー

Anker Power Bank（10000mAh,22.5W）

　USB Type-C（USB-C）の登場から10年近くが経過し、いつの間にか身の回りにUSB-C対応機器やケーブルが増えてきました。早く身の回りのものを全部USB-Cに統一したいと思うものの、購入したガジェット付属の充電用のケーブルがUSB-A対応だったり、そもそも元から所持するUSB-A対応ケーブルも山ほどあって捨てられないので、できたらもうちょっとUSB-CとUSB-Aを併用していきたい気持ちです。でも、ケーブルを何本も持ち歩くのは面倒だしな……とも思ったり。

USB-C×2、USB-A×1の合計3つの充電用ポートを備えています。1ポートのみなら10V/2.25Aで最大22.5Wの出力が可能。

3台の機器を同時に充電可能。それぞれへの充電速度が遅くなるのであまり実用的ではありませんが、緊急時には助かります。

　そんな筆者のワガママに付き合ってくれそうなのが、先日Ankerから新たに発売されたモバイルバッテリー「Anker Power Bank（10000mAh,22.5W）」です。本製品は搭載ポートとしてUSB-C×2、USB-A×1の合計3つを備え、かつ接続した機器を同時に充電可能というスグレモノ。いずれか1ポートのみ使用なら10V/2.25Aで最大22.5Wの出力が可能で、容量も1万mAhと、スマートフォンやタブレットに充電する用途なら十分な性能です。

本体のディスプレイで残りの充電容量を確認できます。

　大きさも手のひらの上にちょうど乗るくらいで、小さめのカバンの中に入れても邪魔にならなそう。容量1万mAhのモバイルバッテリーといえば、ちょっと前まではもっと大きなイメージがあったのですが、いつの間にかずいぶん小型化しましたね。また本体に付属するディスプレイで、残り充電容量を細かく確認できるのも助かります。

専用ストラップはUSB-Cケーブル。

両端を重ねてケースにカチッとはめ込めるようになっています。

　そして面白いのが、本製品に付属する専用のストラップです。製品の箱を開けた状態からすでに装着されているこのストラップはUSB-Cケーブルで、専用のケースに両端を重ねてはめ込めるようになっており、取り外せばそのまま充電用ケーブルとして使用できます。つまりUSB-Cの充電機器に関しては、別途ケーブルを持ち歩く必要がなくなるという寸法です。このストラップ兼用ケーブルが実によくできているので、むしろこれ単体で販売してくれないかな……と思ったりもしました（探せば似たような製品はあるかもしれませんが）。

専用ストラップケーブルを使ってUSB-C対応ポート経由で充電できます。

ぶら下げても大丈夫。よほど振り回さない限りすっぽ抜ける心配はなさそうです。

　現代人の必須アイテムのひとつとも言えるモバイルバッテリー。もう持っているし、わざわざ買い替える必要もないなと思いがちですが、新製品はやはり進歩していて便利だなと実感できました。筆者のようにUSB-C＆USB-Aケーブルを両方とも使いたいなどとお考えの方には、オススメできる一品です。