硬いベンチに長時間座る場合のお供に、ニトリのジェルシートクッション

　スポーツ観戦などで、樹脂製の硬いベンチに長時間座っていると、臀部や腰が痛くなりがちだ。また屋外に設置されているこうしたベンチでは、冷えがダイレクトに伝わってくるという困った問題もある。

　今回紹介するニトリの「ジェルシートクッション ポータブル」は、こうした場合に重宝する、クッションの厚みを重視した逸品だ。ジェルを内蔵したハニカム構造のシートをカバーで覆った構造で、中央で2つ折りにしてバンドで留めれば、コンパクトなままバッグに入れて持ち歩くことができる。

パッケージ。実売価格は999円と安価

取り出した状態。二つ折りで収納されている

横から見たところ。バンドで固定されていることがわかる

バンドを開いて展開させると…

クッションとして使える状態になる。ちなみに裏面は滑り止めの素材が用いられている

　ジェルを用いていることもあり、ペラペラのクッション素材と比べても、厚みはかなりのもの。長時間座っていても臀部が痛くならないのはもちろんのこと、冷えも伝わりにくい。敷いているのかどうかわからないほど薄いクッションとは段違いだ。

内部にはハニカム状のジェルシートが封入されている

実際にベンチに設置したところ。この写真だけでもかなりの厚みがあるのが分かる

　また、広げた時の面積は1枚モノのクッションと比べても遜色ないくらい大きく、成人男性の利用にも十分対応する。屋外観戦のニーズをよく分析した製品という印象だ。

幅は30cmほど。二つ折り時と比較するとかなり大きい印象だ

　実売価格も999円と安価で、リーズナブルさは折り紙付きのこの製品、唯一の弱点は重さが実測410gとそこそこあることから、バッグの中に常時入れたまま持ち歩くには適さないことだろうか。イベントなど間違いなく使うであろうタイミングを見極めて使いたい製品と言えそうだ。

重さが410gとやや重いのは玉に瑕。常時バッグに入れて持ち歩くのは厳しい