本日の一品
Galaxy Z Fold4のカメラレンズを保護するフィルムを買った
2022年10月17日 06:00
10月1日に「Pixel 6 Pro」から「Galaxy Z Fold4」にメインスマホを変えた。今回のGalaxy Z Fold 4は、初代の「Galaxy Fold」、第2世代「Galaxy Z Fold2 5G」に続いて筆者的には3代目にあたる。以前のPixel 6 Proは、グーグル直販の商品でも標準的におサイフケータイ機能を備えていたので便利に使っていたが、筆者が愛用していた従来のGalaxy Z Foldシリーズは日本だけのローカル仕様であるFeliCaに対応していなかった。
国内キャリアに遠慮があるのか、サムスン電子ジャパンは日本国内では、Galaxy Z Fold4のSIMフリーモデルを販売する気配がない。なのでやむなく、今回は3度目の正直でおサイフケータイ機能のあるドコモ版のGalaxy Z Fold4を同社の「いつでもカエドキプログラム」で入手した。
いつでもカエドキプログラムは、所有権は自分にあるものの言ってみれば最新スマホをリースするのに近く、おトクに使おうとするなら期限が来た際には返却する必要がある。返却時にある程度の状態を保っていなければ支払いが発生する。もちろんそんなことは忘れても堅牢とは言え感覚的にかなりデリケートなスマホなので、今回も本体入手と同時にお気に入りの専用ケースも手に入れた。
おサイフケータイを実現させているFeliCaの位置は、スマホごとに多少は違うと思うがGalaxy Z Fold 4の場合、カメラレンズ側のドコモロゴの右上のヒンジ近くにアイコンが記されている。必ずしもここを改札機やキャッシュレス端末の読み取り位置に正確にかざさないと読み取れない訳ではないが、ある程度の接近は必要だろう。
改札機を通過する際、性格的に大雑把な筆者はかざすという宙に浮いた中途半端な状況があまり得意ではなくたいていの場合スマホを改札機の読み取り部分に密着させてしまったり、酷い時にはスマホをガ~ンと衝突させてしまったりすることもよくある。
Galaxy Z Fold4には、堅牢な専用アラミド繊維のケースを取り付けてはいるが残念ながらカメラ部分は露出しており、何かに守られているという状態ではない。もちろん専用アラミド繊維ケースはほかのケースと同じように3個のレンズの周囲は、カメラのレンズの高さより城壁のように盛り上げて作られており、平面での衝突ならレンズ部分が直接何か衝突して損傷する確率は極めて低い。
しかし貧乏性の筆者は、改札機を通過する度にスマホの改札機に接する側に指一本を入れて、スマホを宙に浮かせて通過するという習慣がなかなか身に付かない。いろいろ考えた結果として、撮影品質に影響が少ないことを前提にスマホを使いだして人生初の「カメラレンズ・フィルム」なるモノを買ってみた。
購入したのは、スマホケースでは著名なSpigen(シュピゲン)の「Spigen Glas tR Optik Galaxy Z Fold4用 カメラフィルム」と呼ばれる商品だ。パッケージ内にはカメラレンズ・フィルムが2組、取り付けのためのインストラクション、スマホのカメラレンズやカメラレンズカバーを貼り付ける周囲の塵や埃を除去するための布や粘着ステッカー(2枚)が付属する。
取り付け方は極めて簡単だ。まずGalaxy Z Fold4のカメラレンズやカメラレンズ・フィルムがくっつくレンズ周囲を付属の布で丁寧に拭き、必要があれば先ほどの粘着ステッカーで完全に埃を取り払う。続いてカメラレンズ・フィルムの粘着テープをはがしてスマホのカメラレンズに貼り付ける。
カメラレンズの周囲は、レンズ面より高さが盛り上がった凸型になっているのでカメラレンズ・フィルム側の凹面と確実に噛み合う構造となっており、取り付けミスはほぼないように作られている。カメラレンズ・フィルムを取り付けた後はフィルム部分が最も飛び出した格好になってしまい、外部のモノとぶつかる可能性はより高くなったがあたっても大丈夫を優先するスタイルとなった。
カメラレンズ・フィルムを取り付けて2~3日、おサイフケータイとして改札を通過する時には、改札機の読み取り部分とスマホがガ~ンとぶつかってもはるかに気楽になった感じだ。ところが今度は別の問題が発生してしまった。
レンズの保護のために取り付けた、カメラレンズ・フィルムの丸い目のような部分に時間がたつと、なぜか両生類の目のように特殊な太い線が現れるのだ。指先やクリーニングクロスで拭き取ると、一時的には取り去れるので明らかに表面的な問題だ。しかしまたしばらく持ち歩いたり指先が触れたりすることを繰り返すと全く同じ位置に全く同じ模様が出現する。
何か表面のコーティングの問題かと思ったので、現在のカメラレンズ・フィルムをはがし予備用にとっておいた2枚目のカメラレンズフィルムを1枚目と同様の方法で取り付けてみた。2枚目の方は1枚目ほど短時間で同じような状況になるわけではないが、傾向としてはよく似た変化を示す感じだ。いまだに何が理由かよく分からない。
本体ケースを装着後、スマホではデリケートな要素であるカメラ部分がくぼんだ構造が安全上ベストなのか、万が一ぶつけても良いフィルムが出っ張るスタイルが安全でベストかは意見が分かれるかもしれない。しかし今回は当初の懸念であるうっかりレンズ部分を傷つけてしまうという方を回避することを優先してみた。
スマホケースの世界も、年々大きく出っ張ってくるスマホレンズ用の保護デバイスの世界も、液晶画面シールの世界も、いろいろな考え方を基盤にさまざまな商品が続々と登場してくるのでなかなか楽しい世界だ。
製品名 | 発売元 | 実売価格 |
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Spigen Glas tR Optik Galaxy Z Fold4用 カメラフィルム | Spigen | 1600円 |