本日の一品

スピーカーやライトも内蔵の4-in-1Webカメラ「AnkerWork B600 Video Bar」

 リモートワークや在宅ワークの普及により、新たな働き方として定着しつつあるビデオ会議。そんなビデオ会議に必要な要素を詰め込んだ多機能Webカメラが「AnkerWork B600 Video Bar」です。

AnkerWork B600 Video Bar

 一般的なWebカメラはカメラに加えて音声通話用のマイクを搭載していますが、B600はさらにスピーカーとライトを搭載。Webカメラも最大2K解像度と高性能なカメラを搭載した4-in-1のWebカメラ。自分の顔の位置を自動で追尾するセルフフレーム機能や、環境に合わせてライトの明るさを調整する機能なども搭載しています。

ライト部分は閉じてカメラをオフにできる

 多機能なぶん本体サイズは約180×46×38mm、重さは約462gあり、一般的なWebカメラと比べるとかなりの存在感。また、ライト機能を搭載していることもあって、パソコンとのUSB-C接続に加えてACアダプターで電源を供給する必要があります。

Anker PowerConf C300(右)とのサイズ比較
ディスプレイに並べて比較
カメラとPCのUSB-C接続に加えてUSB-CのACアダプタ接続も必要

 カメラは最大2560×1440ドットでの表示が可能で、オートフォーカスにも対応。手持ちの「Anker PowerConf C300」と画質を比較してみましたがさすがに画質は高く、細かい文字もはっきり読むことができます。

Anker PowerConf C300での画面キャプチャ
AnkerWork B600 Video Barでの画面キャプチャ

 ライトは被写体との距離にもよりますが、おおよそ数十cmくらいの距離であれば効果はあり、肌の色がよくなります。また、ライトは小型でもなかなか場所を取るので、カメラ内蔵だと場所を取らないのもメリット。ライトの明るさやオンオフはタッチ操作でコントロールできるほか、環境に合わせて明るさを自動で調整する機能も備えているので、自分で操作する必要はほとんどありません。

ライトオフ時
ライトオン時
本体前面右側のタッチセンサーで明るさを手動調整
右側のタッチセンサーでライトをオンオフ
左側のタッチセンサーでマイクをオンオフ

 Webカメラとしては珍しいスピーカーも音質はまずまず。筆者があまり音質にこだわらない性格ではあるものの、Spotifyなどの楽曲を再生しても十分にいい音で聞こえました。ビデオ会議の音質であれば問題ないクオリティでしょう。

 マイク音質に関しては高音質とまでは言いがたいものの、会話には十分な音質。筆者は普段ダイナミックマイクの「SM58」を利用しており、その音質と比べるとさすがに音質は低いのですが、そもそもビデオ会議の音声はノイズ除去などの機能で音質が抑えられてしまうこともあり、自分の会話が相手にしっかり聞こえるクオリティとしては十分でしょう。

 値段は3万円近くとWebカメラとしては高価格帯ですが、2Kの高画質に加えて場所を取らないライト機能、高音質なスピーカー機能が魅力。複数人でビデオ会議に参加する場合はイヤフォンよりスピーカーの方が便利なこともあり、個人利用はもちろん、オフィスの会議室などに設置するWebカメラとしても便利そうです。

製品名発売元実売価格
AnkerWork B600 Video BarAnker2万9990円
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