一家に1台、かゆいところに手が届くマルチなハンディクリーナー「Eufy HomeVac H30 Infinity」

　コロナ禍も長くなってきて、おうち時間が増えがちな昨今。家の掃除はこまめに手短かに済ませたいけれど、小さな双子と暮らしておりロボット掃除機だけではどうにも手が届かない。そんな我が家にアンカー社のハンディクリーナー、Eufy HomeVac H30 Infinityがやってきた。

　子供が散らかしたらハンディクリーナーをさっとすぐに手に取って使いたい。スマートでスタイリッシュなEufyのハンディクリーナーは黒と白の2カラー展開。部屋に置いておいても雰囲気を邪魔しないデザインとなっている。

色は白と黒。リビングにも馴染むデザイン

　スタンドに置くことで充電できるので部屋の隅でいつでもスタンバイしていてくれる。壁にスタンドを取り付ければ延長ノズルも一緒にぶら下げて収納することが可能。デザインも相まってちょっとした基地感が。

スタンドを壁に取り付けることで付属品ごとひとまとめにスタンバイさせられる

　約800gと片手で長時間使用しても疲れない軽量ながら、吸引力は実はパワフル。吸引モードにはEcoとMaxの2段階あり、Maxにすればコードレスかつハンディと思えないほどのパワーで、何度もなぞることなくさっと細かなゴミを片付けられる。

　ただしパワーが強い分、音も少々大きめ。電池を節約したかったり、夜間など大きな音が出せないような場合はEcoモードという選択肢になるが、スッキリ掃除したい日中は基本Maxでの使用になりそう。

　フル充電でEcoでは20分、Maxでは10分の連続使用が可能。ちょいちょい使うスタイルなら部屋にそのまま転がしていてもなかなか充電が減らない頼もしさ。アンカーといえば充電器のイメージだったがさすがその辺りの強みがあるように感じられた。

　吸引口はなかなか幅広なのでハンディでもそれなりに効率よく掃除ができる。また先端に小さなライトがついていて暗いところを照らしてくれる地味に嬉しい機能も。薄暗い押し入れの奥や車のシートの下などの掃除に活躍してくれそうだ。

暗いところを照らしてくれるライトもハンディには嬉しい機能

　また、こちらのHomeVac H30 Infinityタイプ、基本はハンディクリーナーながら、フローリング用延長ノズルが付属していて普通のスティックタイプの掃除機としても使用できる。

　Maxモードで使用すれば通常のスティックタイプ掃除機としても遜色がないほど十分パワーを発揮してくれる。

　延長しても軽くてスマートなので取り回しにストレスがなく、怠け者の筆者でも楽しくなって2LDKの我が家の全体を回ってスイスイ掃除してしまうほど。一人暮らしであればこのセットで十分、ファミリー世帯でも普段のちょっとした掃除であればこちらのセットでまかなえるのではないかと思われる。

延長ノズルでスティックタイプの掃除機に。長さもあり軽くて扱いやすく、パワーも十分

　さらに念入りにフローリングを掃除したいという場合は使い捨てのウェットタイプのモッピングクロスも使用できるようになっている。こちらを使用すれば掃除機で取りきれない細かな塵や埃もスッキリ。ちなみにモッピングクロスはまだ発売されていないそうだが、そう遠くない時期に購入できるようになる見込み。

　他にカーペット用のミニモーターブラシ、狭いところに届くブラシ付きのコンビネーションノズルも付属していて状況に応じて使い分けたい。別売りとしてソファやカーペット向けに特化したマルチノズルも用意されていて、こちらもスタンドに設置できるようになっている。ちなみにフローリングノズル以外のノズルは延長ノズルには接続できないため、ハンディのみでの使用となる。

　ゴミ捨てはダストカップをカパッと外して捨てるタイプなので、こぼさないよう大口のゴミ箱などを下に置き、捨てる必要がありそうだ。ただし、このサイズのクリーナーとしては容量は大きめ。ダストカップは半透明で外からゴミの状況が確認できるためこまめにケアを心がけたい。

　気になるお手入れについてはフィルターがステンレス製で水洗い可能となっている。細かい髪の毛などのゴミも絡まらない構造なのが嬉しい。普段はさっと拭くだけでも清潔に使えそうだ。

　小さな子供のいる家庭なのでちょっと目を離すと絶望的な惨状になっていることもしばしばな我が家。この一台があればさっと片付くので早くも頼もしい存在となっている。テーブルやソファの上に散らばったお菓子のかけらなどはハンディで、ハサミで遊んで床に落ちた細かい紙屑やお互いジョキジョキ切り合って散乱した髪（泣）などはスティック掃除機で、とクリーナーも心もマルチに切り替えていきたい。