背後から引っ掛けるだけ、ディスプレイの裏に収納スペースを作れるポケット

　PC用のディスプレイの背後は、作業中は視界から遮られている。そもそも操作中であってもなくても、ディスプレイの裏側に回り込む機会はそうそうあるわけではなく、格好のデッドスペースと言っていいだろう。

　今回紹介する「モニター裏収納背面ポケット」は、そんなディスプレイの背面に、身の回りの不要な小物を隠してしまえる製品だ。ディスプレイそのものにフックをかけ、小物を入れられるポケットを吊るすという、なかなか大胆な製品だ。

製品本体。素材はPC用バッグなどにもよく使われているポリエステル

サイズは複数あり、今回購入したのは幅20×奥行10×高さ15cmほどのタイプ。ウェットティッシュやエアーダスターがすっぽり収まる

　サイズ違いのバリエーションがあるこの製品、今回購入したのはクリーニングティッシュやエアダスターなどPC周りの清掃用品の収納に適したタイプだ。フックには針金が入っており、先端を自由に曲げられるので、ディスプレイ背面の形状に合わせて設置できる。紙のマニュアルやCD-ROMなどを入れておけるポケットも付属する。

正面のポケットにはCD-ROMや薄手の書類を入れられる

フックは針金が入っており、自由な形に曲げられる。支柱に巻きつけることも可能だ

　ディスプレイの、それも片側にだけ荷重をかける仕組み上、ディスプレイメーカーは絶対にオススメしないであろうこの製品、設計こそ奇抜だが、デッドスペースをうまく使ってモノを収納するには合理的だ。特にデスク周りでは、モノを下に置くと途端に乱雑になったように感じるので、吊って片付けるのは合理的ではある。

　フックで引っ掛けているだけでがっちり固定するわけではないため、手を添えて取り出さなければ外れてしまうなど、使い方で注意すべき点はあるが、デスク周りがどうにも片付かなくて困っているユーザにとっては、検討するに値すべき製品だ。試してみてフィットしなければ、一般的な家具に取り付けて使えるなど、つぶしが効くのもプラスだろう。

ディスプレイ背面に引っ掛けた状態。ディスプレイの形状に合わせてフックを曲げて調整する

ディスプレイ背面はデッドスペースになっているので正面からは見えない。ベゼルが極端に薄いディスプレイとの相性はあまりよくなさそうだ