本日の一品
盛夏本番! 今年も熱中症の事前検知は“熱中対策ウォッチ”
2021年8月16日 06:00
腕時計の大好きな筆者は、例年夏前になると腕時計スタイルのモバイル型蚊取り線香である“おそとでノーマットV130 ”をしてワンコの散歩に出かけるのが習慣だった。しかしワンコも高齢化して散歩はごく家の近所だけとなり、離れた公園などに出かける機会も減り、その出番も少なくなってきた。
また昨今は、コロナ禍で遠くに出かけることも減ってはきたが、真夏の真昼間に出かけなければならないこともまだまだ多い。コロナ禍で入院患者で多くの病院が溢れている昨今、熱中症で倒れたくらいでは誰も面倒を見てくれないかもしれない。
そんな危険な熱中症を重大事に至る前に本人に教えてくれるというリスク検知の腕時計型デバイスが「熱中対策Watch」だ。日本国内でも昨年から販売されており、筆者の買ったモデルは2020年モデル。今から買うなら当然2021年モデルだ。よりスタイリッシュになり、おそらく基本機能は変わらず生活防水性能がアップしているはずだ。
2020年モデルは見るからに本体に隙間が多く、同梱品に隙間を埋めるための紙テープが心配なくらい入っている。
使い方は超簡単だ。熱中対策ウォッチを腕周りに固定する為に付属のベルクロ専用ベルトを取り付け、背面のバッテリー保護フィルムを引き抜けば即スタートする。
バッテリー保護フィルムを引き抜くと、インジケーターランプが緑色に4秒間点灯し起動音が鳴る。以降は問題なく稼働している限り10秒に一回、インジケーターランプが緑色に点滅する。かなり強力に光るので視界に入っていれば分かるレベルだ。
熱中対策Watchは、腕首に接する本体背面にある棒状の“熱ごもりセンサー”により、炎天下における体内蓄熱と放熱などの深部体温情報を事前検知して、熱中症のリスクを大事に至る前に知らせてくれる独自技術を搭載したウェアラブルデバイスだ。
残念ながら独自技術の詳細やアルゴリズムに関しては公開されていない。保護フィルムを取り去ってからの使用期限は約3カ月。ひと夏だけの寿命で、基本的にバッテリー交換は不可能なので、来年も発売されるかどうかは分からないが、従来通りならたぶん2022年モデルを購入することとなるはずだ。
実際のアラートは、インジケーターランプが12秒間赤く光り、緊急を知らせるために人が最も聞き分けやすい4KHzのアラームが鳴り響く仕組みだ。アラートに気付けば、即座に涼しい日陰に入って水分、塩分補給を行うことで熱中症を事前回避できるということだ。
筆者は今までに数回、この熱中対策Watchを装着して炎天下に屋外に出ていたことがあるが、幸か不幸か、まだまだ筆者の行動環境がなまっちょろいのか、いまだにそういう危険環境に遭遇していないので、WebサイトやYouTubeの動画以外では実際のアラート音は知らない。
商品の名称は“熱中対策Watch”だが、Watchの意味はスマートウォッチのウォッチではなく「見張る」という意味のようだ。個人的にはダイソーで今や100円で手に入るデジタルウォッチ機能くらいは搭載してほしい気もする。
止む無く筆者は、ベルクロでサイズの余裕のある熱中対策Watchを左手首の腕時計の左側にして使っている。
実は今年になって、今回の熱中対策ウォッチのほかに、熱中症対策ガジェットとして話題の“ペルチェ式ネッククーラー”と、少しこだわりのあるアルミ製水筒の3個を手に入れた、冷たいけど全く涼しくないペルチェ式ネッククーラーは早々に脱落。今のところ検討しているのは最も有望な“一酸化二水素水筒”、そして2番手が熱中対策ウォッチだ。
コロナ禍の夏。熱中対策ウォッチが本当に確実に機能するかどうか不安なので、炎天下に不必要で無謀な行動もできずに悩む毎日だ。来年も無事に生きていて“熱中対策ウォッチ 2022年モデル”を買えたなら成功だったと思っておこう。
製品名 | 発売元 | 実売価格 |
---|---|---|
熱中対策ウォッチ(2020年モデル) | バイオデータバンク | 4950円 |