防犯用途にも。開きっぱなしのファスナーを知らせてくれるアイデアグッズ

　バッグを持って外出していると、ファスナーをうっかり開きっぱなしにしたままにしていることがある。自分で開けたのを忘れていることもあれば、悪意のある第三者によって開けられる可能性もなくはない。荷物の自重で開いてしまうこともありそうだ。

吸着させた状態。この状態では鈴が鳴らない

　こうした、ファスナーが開きっぱなしになっている状態を気づかせてくれるのが、今回紹介する「ペア鈴」だ。

　これは磁石を内蔵した鈴で、2つのペアが磁力でくっついていれば音が鳴らず、離れ離れになっていると音が鳴る仕組みになっている。これをファスナーに取り付けておけば、うっかり開きっぱなしになっていれば、音によってそのことに気づくというわけだ。

製品本体。この距離よりも近づけると磁力で吸着する

　実用新案登録済というこの製品、仕組みはいたってシンプルだが、効果は絶大だ。うっかりミスの防止や防犯用途はもちろん、2つのファスナーが並行して取り付けられていて見分けにくい場合に、それらを判別しやすくする効果もある。

　ちなみに本製品は、強い磁力を帯びた鈴の中身（球）同士が吸着することで音を出さない構造になっているが、くっつく向きや角度によっては多少音が鳴る。実際に試した限り、普通に歩いていて騒々しく感じることはないが、持ったまま走ったりするのは少々厳しいかもしれないと感じた。

　鈴自体のサイズがやや大きめで、小柄なバッグだと存在感がありすぎる問題はあるが、実用性はピカイチだ。今回紹介しているシルバー以外にも複数のカラーがあるので、お手持ちのバッグに合ったカラーを導入してみてはいかがだろうか。

パッケージ。実用新案登録済。色は複数ある

鈴の外側ではなく、内部の球が強力な磁力を帯びており、それらが吸着し合う仕組み

面と面を合わせなくてもこの状態でも吸着する

バッグに取り付けた状態。ファスナーが閉まっていれば音は鳴らない

ファスナーが開いているとそれぞれの鈴が騒々しく鳴って知らせてくれる仕組みだ

たいていのファスナーには取り付けられるはずだ