本日の一品
アップルのHomeKit対応でも使えるスマートプラグ「Meross」
2021年1月13日 06:00
スマートプラグは、この時期なら加湿器や部屋のスタンドライト、そして屋外のイルミネーションの入り切りに活用して便利に使える。特に最近は設定で日の出、日没時刻をトリガーで制御できる機器が増えたので、日々変化する日没時刻に連動し、暗くなったら電源オンという電灯には大変便利だ。
単体で制御するだけでなく複数の機器を連動をさせるとさらに便利だが。そのためには同じアプリで制御できる機器で揃えたほうがよく、スマート機器のなかにはメーカーは違っても同じプラットフォームを使った機器なら同じアプリで制御できることもある。メーカーを横断して使う規格で普及しているものはあまり多くないが、そのなかのひとつがアップルのHomeKitとなる。
そして、そのHomeKit対応となるスマートプラグがMerossの「Smart WiFi Plug Mini」となる。Meross自体は数年前から日本に上陸しており、大手通販サイトでは数年前から普通に売られているが、2020年のある時期からHomeKit対応バージョンが売られている。
筆者のところには、以前購入したMerossがあったが、HomeKitは対応バージョンでしか動かない。従来版、HomeKit対応版ともにアプリで認識する型番は「MSS110」で同じだが中身が違う。HomeKit対応版は外箱が違うほか本体にQRコードのシールがある。また、製品公式サイトではHomeKit対応は「MSS110HK」のみとあり、外箱にもMSS110HKのシールがあり、違うもののようだ。
また、Merossのヘルプには本体のQRコードが付いてない場合は、アプリから確認できるとあるが、対応しない旧バージョンの場合はアプリからも確認ができない。従来版でも動くかも、と淡い期待をもったのだが、ファームウェアのバージョンアップもなく追加で対応版を買い足した。旧バージョンも併売しているので、購入の際には間違えないようにしてほしい。
登録や操作は、HomeKitで使う場合にはiPhoneの「ホーム」アプリから行うが、基本はQRコードを読み込ませて画面の操作に従うだけと簡単だ。Google HomeなどはいったんMerossのアプリに登録した上で連動設定をするが、HomeKitの場合は設定からHomeKitで登録することになる。また、MerossアプリとHomeKitの両方へ登録することもできるが、あとから登録するほうの登録方法が少し異なるのでヘルプなどを参照してほしい。
早速、iPhoneから操作してみると、Homeアプリから操作ができるほか、SiriからMerossの設定名を言えばオン・オフの操作ができた。筆者のところには「HomePod mini」もまだなく、HomeKitデバイスはこれが初なので、他機器との連動は試しておらず、オートメーションを利用するためにはHomePodなどが必要。機器が揃ってくると便利な活用もできそうだ。
ちなみに、MerossはGoogle Home、Amazon Alexaに対応するほか、LINE Clovaにも対応している稀有な存在だったが、HomeKit対応バージョンではなぜかLINE Clovaには登録ができなかった。正確に言えばLINE ClovaとMerossを連動させたとき、以前購入したMerossは認識されるのだが、HomeKit対応の新バージョンのMerossは一覧に出てこなかった。公式サイトにはLINE Clovaに対応するという記載もあり、MSS110HKは対応しないとも書いてないのでもう少し試してみたい。
LINE ClovaはコミュニケーションアプリのLINEとの親和性が高く、最近では画面付きのClova DESKが特価放出されたことで、便利に活用している人は多いと思う。もし、LINE Clovaで使いたいならHomeKit非対応の従来版を選ぶほうがよさそうだ。
製品名 | 発売元 | 価格 |
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Smart WiFi Plug Mini | Meross | 1780円 |