本日の一品
ギーク御用達? 隣の口との干渉を避けられる差し込みフリーの電源タップ
2020年2月20日 06:00
市販の電源タップには6口や8口など、多数のコンセント口を備える製品もあるが、実際に使ってみると隣の口との間隔が狭すぎて、すべての口を使い切れない製品も少なくない。口の多さを第一条件に電源タップを購入したもの、実際には飛び飛びでしかプラグを挿せず、無駄になってしまっている人も多いのではないだろうか。
今回紹介するヤザワの「差し込みフリータップ」は、全長30cm弱のボディに、8.5個のコンセント口を備えた電源タップだ。なぜ口数が小数点以下なのかは、写真を見ればおわかりいただけるだろう。本製品はすべてのコンセント口を均等間隔で配置することで、差したプラグが隣の口に干渉する場合は、0.5個口ずつずらしていける仕組みを採用しているのだ。
実際にプラグを差してみると、この「8.5個口=17の差込口」という半端に見える数は、実はよく考えられた、極めて合理的な数であることが分かる。なぜなら、プラグを差すごとにひとつ差込口を空けていくと、6つのプラグを差し終えたところで、17の差込口がちょうど埋まる計算になるからだ。埋まる差込口を「■」、空きになる差込口を「□」で表すと、以下のようになる。
■■□■■□■■□■■□■■□■■
もちろん、実際には間を1つではなく2つ空けなくてはいけなかったり、あるいは詰めて差せる場合もあるわけだが、この「1つずつ空けていくとぴったり埋まる」という特性を知っておけば、両サイドからプラグを差していく場合も、犠牲にする差込口の数を極力減らせるというわけだ。
タップそのものの機能はシンプルで、ほこりシャッターやロック機能、雷サージなどの機能もないが、そのぶんボディのコンパクトさは本製品が圧倒的に有利だ。別売のマグネットホルダーを使ってスチール面に固定できるなど、拡張性も考慮されている。
集中スイッチは非搭載だが、通電時にLEDが点灯したままになるスイッチは常時差したまま使う環境では不要なことが多く、言い替えるとそうした用途、つまり常時通電し続ける環境に向いている。省スペースで多くのプラグを接続したい人、口数が余るとイライラする人におすすめできる一品だ。
製品名 | 発売元 | 実売価格 |
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差し込みフリータップベーシックホワイト1.5m(H85015WH2) | ヤザワ | 1800円 |