本日の一品

USBで充電できる小型LEDランタン「Lighthouse Micro」

 今年は台風による被害などなかなか厳しいものがあり、10月に入っても強烈なものが来襲する年でもある。千葉や長崎をはじめとして全国各地で停電が頻発するなど、いざというときの備えを必要とする事態の発生も少なくなく、気が気ではなかったりもする。こういう時のためというわけではないが、キャンプ用品の中にはあると安心というものが少なくない。今回ご紹介するのはそういうもののうちのひとつ、充電式の超小型LEDランタン「Lighthouse Micro」だ。

今回紹介する商品は「Lighthouse Micro」

 一見してわかる通り、とてもコンパクトなランタンである。高さは10cmに満たず、傘の直径も4cm足らず。重さは公称68gとスマホの1/3程度しかない。本体胴部がクリアプラスチックで出来ているので中の構造が良く見える。

本体は透明樹脂製なので内部構造が良く見える。バッテリー容量などは内蔵されているリチウムイオン電池に刻印されているものを読む格好だ。
LEDは4灯ついており、モード切替で2灯・4灯が切り替わる。モード切替は傘の上にあるゴムカバー付きの押し下げスイッチを何度か押すことで切り替わる。

 胴部のほとんどをリチウムイオン電池が占めており、傘の部分にはLEDが4灯、胴部の下の方(キノコで言えば石突のほう)には折りたたみ式のUSBコネクタ(オス)が収納されているだけというシンプル構造だ。

底面に180度折りたたむ格好でUSBコネクターが収納されている。くるっとまわして引き出して充電することになる。

 この構造がこのランタン最大の特徴でもある。つまり「USBで充電する」方式であるということだ。充電に必要な電圧電流は5V1A。一般的な携帯やスマホ用ACアダプターの出力量と等しい。ということで大抵のモバイルバッテリーからでも充電可能な仕様でもある。キャンプ中や家庭用電源が停電しているようなシチュエーションであってもモバイルバッテリーさえあればそこから充電して灯りをともすことができるということだ。試してみたが拍子抜けするほど当たり前のようにモバイルバッテリーからも充電ができた。この柔軟性はいざというときに役立つのではないかと筆者は思うのだがどうだろう。ちなみにメーカーからは別売の太陽光発電パネルも販売されている。

こんな風にモバイルバッテリーに差せば充電可能だ。充電状況はスイッチと反対側にある4つのLEDで表示される。

 さて、肝心の明るさの方はどうかというと最大150ルーメンの照度を持つ。150ルーメンがどのくらいの明るさかというと、かなり強引な比較でいえば概ね20ワットの電球くらいの明るさとで同等程度ととらえられるようだ。キャンプ用具の手引きなどでは寝室となるテント内や夜間食事する際にテーブルの上に置くと適切な明るさが150ルーメン程度という定義らしい。まぶしくない程度に手元を照らす程度であればこれ1つでも賄えるというところだろうか。照明を落とした部屋の中で試してみたが、本を読むには少々きつかったが手元を照らすには十分な明るさと感じた。

扉を閉めると全く光が入らないスペースに4灯点灯状態で置いてみた。本を読むにはちょっと暗いが、周りの状況の把握程度なら十分こなせる。ちなみにLEDランプは電球色だ。

 居室に相当する天幕の下あたりだと600ルーメン必要だそうだから本製品ならば4つ分。比較的小さな本製品であれば、4つくらいならそこまで荷物にならずパッキングすることもできる。実際複数個使いの人が多いらしいし、4つぶら下げれば本も読めそうだ。

 スマホ用のモバイルバッテリーからも充電できるのはかなり便利だ。非常用持ち出し袋にスマホ用バッテリーや充電器などと一緒に入れておくと、災害時などいざというときに役立つのではないだろうか。

 ちなみに本製品の電池容量は3.7V、2600mAh。点灯モードや輝度選択にもよるが、最大輝度で全灯発光させつづけて公称7時間、最低輝度で間欠点灯にすれば170時間程度まで持つそうだ。なお充電所要時間は約3.5時間となっている。0度以下の環境下での利用は推奨していないそうなので冬山での利用は避けたほうがよさそうだ。
 思いのほかコンパクトでそこそこ明るいので筆者もあと2つ3つは購入しておこうかなと思っている。

商品名購入場所価格
GOAL ZERO Lighthouse Microソフマップデジタルコレクション4430円(税込)
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