本日の一品

ソーラー時計を効率よく屋内で充電できるLED充電器
2019年5月28日 06:00
筆者は腕時計を4本所有しており、そのうち2本がいわゆる「ソーラーウォッチ」だ。このタイプは基本的に電池交換の必要もなく、そういう点を気にせず使えるところが気に入っている。ただしこのあたりには一つ注意点があって、一旦電池を消耗させてしまうとなかなか面倒なことになる。しばらく使わないなと思い、うっかり机の引き出しの中などにしまおうものなら電池が尽きてしまう。
再び動くようになるまで充電が必要なのだが、一般的な蛍光灯の光ではほとんど起電しないらしく実質的に屋内光では再チャージできない。原因は照度の差だ。太陽光は直射ではなくとも蛍光灯の光に比べれば圧倒的に照度が大きい。天日干しの要領で天気の良い日、日の当たる窓際に1日置いておけば充電される。
ただ筆者の自宅の場合、窓際に丁度良い置き場所がなく、仕方がないので物干し竿にひっかけて文字通り陽に当てたことがある。こういうケースは稀なのだろうが風にあおられて落っこちやしないかなど、ひやひやしながらの充電となったものだ。
今回ご紹介するのはそういった心配なく、卓上で効率よく光充電するための“充電器”だ。時計の文字盤と同じような直径の盤面に12個のLEDライトが埋め込まれてあり、合計約3万ルクスの光で照らしてくれる。「晴天の昼間」の太陽光で約10万ルクス、「曇りの昼間」で約3.2万ルクスだそうなのでおおむね「曇りの日中」くらいの照度ということになる。ちなみに一般的なオフィスの蛍光灯照明は概ね500ルクス程度らしい。つまりは普通のオフィス室内の約60倍の明るさというパワーが注ぎ込まれるということになる。そういう細かいことは抜きにしても、日の当たる置き場所をうろうろと探す必要がないことだけでもがありがたい。
使い方は極めて簡単。時計を裏返して盤面を下に向け、充電器の上に置くだけだ。あとは充電されるのを待つばかり。本機には電源スイッチに相当する部分がなく、USBケーブルからの給電で動くので、ケーブルの抜き差しで点灯と消灯を切り替えることになる。一晩もあれば当面動くだけの量の充電は完了する。あとは腕にはめて外出すればよい。多少の不足は外光が補ってくれる。
電池の過度な消耗を防ぐためにも使わない期間でも定期的な充電は行っておいたほうがいいだろう。筆者の腕時計、実は1年ほど引き出しにしまい込んでおりカラカラだったのだが、この充電器に載せてみると1時間程度で秒針が動き出した。
満充電させるには一晩程度かかるだろうが、日の当たる場所を探して日中そこに放置しておくよりも遥かに簡単だと実感。とはいえ日付時刻はめちゃくちゃで細かい設定には結構手間がかかる。これからは定期メンテナンスのつもりで使わない時もたまに充電して、止まらないようにしておこう。
製品名 | 発売元 | 実売価格 |
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CREPHA ソーラーウォッチ用LED充電器 BSC-4162-BK | クレファー | 2830円 |