本日の一品

腕に巻き付けるモバイルバッテリー「ウォッチャGo」

リストウォッチ型モバイルバッテリー「ウォッチャGo」

 モバイルバッテリーで何が困るかといえば、重いこと、かさばることです。とはいえ、筆者はスマートフォンが電池切れになっては困るので、1万mAh程度の容量のモバイルバッテリーをカバンに放り込んで持って行くことが多いです。

 もともとあまり大きくないカバンに、スマホやらキーボードやら、自撮り棒に三脚、ときにはパソコンやマウスまで入れてしまうので、バッテリーがあまりにかさばり、重いのは困ってしまいます。

 なにか、これを解決できるよいグッズはないかとアキバの“某レアモノショップ”に寄ったおり、店長に薦められて購入したのがこの「ウォッチャGo」です。

腕に巻いて持ち運び、巻いたまま給電できる

 このウォッチャGoは、簡単にいうと、リストバンド型のモバイルバッテリーです。なるほど、モバイルバッテリー内部のセルの1つ1つを小さくし、時計バンドの中板にしてしまう。すると、バッテリーはこんな形状にもできる、という訳ですね。

 小さく軽いバッテリーなので、バッテリー容量は約2000mAhと小さめ。スマートフォン1台を満タンにすることもできないのですが、たとえば電車で移動中に「バッテリー残り1桁パーセント」であることに気付いたときなどはこいつを使って数十パーセントまで戻すというような使い方をして、重宝しています。

付属の充電ケーブルを使ってバッテリーとスマホを結ぶとこんな感じ。スマホを手に持って使いながら充電できるのが便利

 モバイルバッテリーを「リストウォッチ型」にすると、実に使い勝手がよくなると思いました。普通のモバイルバッテリーにスマホをつないで充電するときは、カバンの中で放置しておくしかないですが、この形だと、手に持って使いながら充電できるのです。ひとときもスマホが手放せない筆者のようなSNS中毒者や、ポケモンGOプレイヤーには、まさしくうってつけです。

 それともう1つ、筆者がウォッチャGoで「コレはいい!」と思ったのが充電ケーブル。このウォッチャGoは一般的なモバイルバッテリーと異なり、充電用のmicroUSBコネクタが出力コネクタと兼用となっています。そのため、専用の充電ケーブルが付属するのですが、これが1本でmicroUSBとiPhone/iPad用のLightingコネクターの両方に使える、面白い造りになっているのです。

ちょっと面白い、microUSB兼Lightingコネクター。これ1つでAndroidスマホでもiPhoneでも充電できるわけだ

 筆者は、Androidユーザーなのですが、家内がiPhoneユーザーでありまして、数日前出かけた際にバッテリー切れを起こした彼女のケータイもこれで充電したのでした。1本で自分にも他人にもいざというとき使えるというのはなかなか心強いのであります。

 ただ、筆者が2台持ちしているうちの1台はUSB Type-C端子搭載なので、こちらは変換アダプタを使わないとならないのですが…できれば、後継機では1本でできると嬉しいですが……。

 ちょっと惜しいと思うのは、このウォッチャGo、腕に巻くときに意外と装着しづらいという弱点があります。留め具がプラスチックの突起がついているだけのごくごく簡素なもので、ひとりで装着しようとすると、意外とベルトの穴が突起に入りづらいのですね。後継品ではもう少し、「ひとりで取り付ける」ことを考えて改良していだきたいところです。あと、時計機能ももうちょっと使い勝手がよくなるといいかな…。

 とはいえ、現状でも結構使えるこのリストバンド型。バッテリーと言えば容量と値段だけで選んでしまいがちですが、こんなのも意外とアリだよ! と筆者は思うのです。

製品名販売元購入価格
ウォッチャGOサンコー2980円