本日の一品

空き瓶をおしゃれなライトに変身させる「USBボトルライト」

空になった洋酒やワインの瓶を再活用する「USBボトルライト」

 USBテクノロジーが登場したばかりの頃は、対応機器はキーボードやマウスしかなかった。しかしその後、ICT業界の頑張りによって、USBメモリをはじめ、多様な周辺機器が登場。その流れはより一層加速している。

 そして、ガラケーからスマホへの転換期に、全ての充電系がUSB対応になったこともあって、USB機器のバリエーションも必需品から、一発芸的ジョーク商品、そして遂にはライフスタイル商品の範疇にまでその応用商品は増加、展開してきた。

ライフスタイルショップに並ぶICT製品だ

 ご紹介するのは「USB Bottle Light」(ボトルライト)という商品だ。筆者は友人の台湾土産として手に入れた。最近の台湾のライフスタイルショップやステーショナリーショップにおけるICT系コンシューマー商品の品ぞろえは、既に日本を凌駕し、旅行者にとっても素晴らしい時代になってきている。

 さて、ボトルライトはその名前の通り、空になったワインやウイスキーのお気に入りの銘柄ボトルの“栓”として装着して、オシャレなナイトランプに変貌させてしまうアイテムだ。

 ボトルライトのコルク部分を引き抜くと、見慣れたUSBプラグが現れる。USB-ACアダプターを介してコンセントから充電しても良いし、パソコンのUSBポートから充電することもできる。筆者は部屋の壁面コンセントから充電した。

コルクの部分を抜き去ると見慣れたUSB標準プラグが露出する
USB-ACアダプターを利用して20~30分程度で充電完了だ

 約20~30分で内部の小さなリチウムイオンバッテリーへの充電が完了する。充電が終われば、ランプに転用するボトル選びだ。人によって趣味はまちまちだが、筆者は模様が綺麗な日本酒の空き瓶を利用することにした。

 ライトの先の透明な部分を軽く捻ると点灯する。あとは、ボトルのオリジナルのキャップや栓を抜き、ボトルライトを押し込むだけだ。ボトルの口の直径が小さすぎてボトルライトが全く入らないというのは問題外だが、発光部分がボトルの中に入っていれば効果はそれほど変わらない。ピッタリとハマらなくても載っけておくだけで大丈夫だ。

利用する瓶選びが難しくも楽しい一時を提供してくれる
室内照明を消灯してボトルライトを点灯させるとこのくらいの明るさだ
3時間を過ぎるとかなり暗くなってくる

 フル充電したボトルライトは、ほぼ3時間ほどは、そこそこ明るく点灯した。カタログ値によると12ルーメンほどなので、強烈に明るいわけでもない。室内照明を消灯して使うのが前提となるだろう。

 寝室のナイトテーブル上において就寝時の明かりにしたり、リビングでのバータイムやコーヒータイムにアクセサリー的な補助照明として使うのが適しているだろう。複数個使用してパーティーライトに使うのも面白そうだ。

 3時間経過後も点灯はしているが、実用になる明るさではなく、そこに何かがあるということが分かる目印程度だ。この手の商品は大抵、ある程度は個体差や不良も覚悟する必要があるが、筆者の個体はきわめて小さな灯りでその後も点灯しつづけた。照明としては決して実用にはならないが、朝になっても豆球程度の小さな灯りで約12時間稼働した。

筆者のボトルライトは12時間経過してもまだ米粒くらいに光っていたが、当然、照明には使えないレベルだ

 ボトルライトそのものはきわめてシンプルな白色照明なので、明確な用途と3時間程度という持続時間を理解して使えば、なかなか面白い商品だ。使用するボトルの色やサイズによっても微妙にその発光が異なるので、複数個のボトルライトを入手して、ボトルによる変化を楽しむのも面白いだろう。

製品名販売元販売価格
USB Bottle LightSUCK UK698円