てっぱんアプリ!

Windows 11で注目の「Amazonアプリストア」。スマホでの意外なメリットとは

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: Amazonアプリストア
開発者: Amazon Mobile LLC
価格: 無料
対応OS: Android OS
カテゴリ: その他

 2021年後半に登場予定のWindows 11では、「Amazonアプリストア」を通じて入手したAndroidアプリをパソコン上で動作させることができるとして話題になっている。このAndroid端末向けのアプリ配信プラットフォームには、実はGoogle Playにはないいくつかのメリットもあるので、紹介しよう。

Google Playにはないメリットがある「Amazonアプリストア」

代表的なツールやゲームもラインアップ

 「Amazonアプリストア」は、Androidスマートフォンやタブレット、Amazon Fire HDシリーズなどの端末でアプリを入手するためのプラットフォーム。一般的にAndroid端末だとGoogle Playを利用してアプリをダウンロードするが、Amazonアプリストアを利用することも可能だ。

 利用するには、まずWebブラウザーでAmazonアプリストア本体のダウンロードページにアクセスし、インストールする。Google非公認のアプリとなるため、Android端末の設定で、WebブラウザーやAmazonアプリストアそれぞれに対して「不明なアプリのインストール」の「この提供元のアプリを許可」(またはセキュリティ設定の「提供元不明のアプリ」)をオンにする必要があるところだけ注意したい。

 Amazonアプリストアでは数多くのアプリやゲームが配信されており、ナビゲーションやクラウドストレージなどのカテゴリーにおける代表的な実用系ツールも手に入る。Google Playと同レベル、とまではいかないにしても、普段使っているアプリのある程度の部分はAmazonアプリストアで代替できるのではないだろうか。

Webにアクセスし、「ダウンロード開始」からAmazonアプリストアをダウンロード
ダウンロードしたAPKファイルをインストールする
Amazonアプリストア起動時にも、アプリのインストールについての設定が必要となる
Android 11では「不明なアプリのインストール」で許可設定
ゲームはもちろん、実用ツールも多く配信されている
TwitterやZoomなどもダウンロード可

「コイン」でアプリ購入が割安に。GMS利用不可の端末にも

 そんなAmazonアプリストアのGoogle Playにないメリットの1つは、有料アプリやアプリ内課金が割安になる「Amazonコイン」という仕組みが用意されていること。あらかじめ購入しておいたAmazonコインを使ってAmazonアプリストアの有料アプリを購入したり、アプリ内課金が可能になるものだ。

 このコインは、たとえば「500コインが460円」「10000コインが8400円」といった金額で販売されている。実際に利用するときは1コイン1円で換算されるが、有料アプリの値段は基本的にGoogle Playで配信されているものと変わらないため、最初の割引がある分コインで支払うとお得ということになる。もし欲しい有料アプリがGoogle PlayとAmazonアプリストアの両方にあるなら、Amazonアプリストアで購入すると良いだろう。

 そして、もう1つのメリットは、Google Play、つまりGoogle Mobile Service(GMS)を利用できない端末でも、Amazonアプリストアなら利用できるという点。Google Playが利用不可であっても、ラインアップに有名アプリの多いAmazonアプリストアを使えば、実用度を一段とアップさせることができるはずだ。

「Amazonコイン」という仕組みが用意されている
1コイン1円に相当。500コインは460円、1万コインは8400円と金額が大きいほど割引率が高くなる