てっぱんアプリ!

ビジネスユーザー必携! スマホとPCの連携を強化する「Microsoft Launcher」

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: Microsoft Launcher
開発者: Microsoft Corporation
価格: 無料
対応OS: Android 4.2 以上
カテゴリ: ツール
ダウンロード:  Android

 Windows PCとAndroidスマートフォンを所有しているユーザーなら、ぜひともインストールしておきたいのがマイクロソフトが提供するホームアプリ「Microsoft Launcher」。2つの端末を相互に連携できる機能があり、効率的な使いこなしが可能になる。

PCとの連携機能を備えた「Microsoft Launcher」

PCのWeb閲覧やOffice文書の編集の続きがスマホで可能に

 「Microsoft Launcher」は、Androidの基本的なインターフェースを代替するホームアプリ。マイクロソフト製ということで、Windowsとの密接な連携機能が用意されている。1つは「タイムライン」機能で、ホーム画面を右にフリックすると現れる「タイムライン」タブの画面で利用できる。Windows 10がもつタイムライン機能と同じ名前だが、こちらはWindows側の一部の操作内容を一覧表示して、スマートフォン側から簡単にアクセスできるようにするものとなっている。

 WindowsでWebブラウザー「Edge」を使ってアクセスしたWebサイトや、Word、Excel、PowerPointといったOfficeファイルを編集すると、それが記録され、スマートフォン側のタイムラインに表示される。PCで見ていたWebページの続きをスマートフォンで読んだり、編集途中の文書ファイルをスマートフォンで(対応するOffice系アプリから開いて)編集を続行したり、といったことが簡単にできるようになるわけだ。

「タイムライン」画面。PCのEdgeでアクセスしたWebの閲覧履歴が一覧表示される
PCのWordやExcel、PowerPointで開いたファイルも表示。タップすれば同じOffice文書が開く

スマホで撮影した写真を大きなPCモニターですぐさま表示

 タイムラインのタブがある画面には、ほかに「概要」という名前のタブもある。こちらでは連携させたMicrosoftアカウントで管理している予定、連絡先、タスクといった情報を表示できるほか、スマートフォンで撮影した写真をPCで開く機能もある。「最近のアクティビティ」に表示されている撮影済み写真のサムネイルを長押しすると、同じMicrosoftアカウントでログオンしているWindows PCにOneDrive経由で写真を送って開く仕組みだ。

 撮影した写真をある程度大きなPCモニターで今すぐ鑑賞したいといったようなときに、最小限の手間で実現できるのがうれしい。これ以外にも、スマートフォンのクリップボード履歴を記録して、再度コピーできるようにする機能、アプリケーションごとの使用時間の割合をグラフ表示してスマートフォンの利用状況を分析する機能、媒体各社の最新のニュース記事を読める機能などもある。スマートフォンとPCとの間でシームレスに行き来できる機能で、特に仕事で使っている人は業務効率のアップにもつながるはずだ。

「概要」タブの画面。予定や連絡先などが表示される
表示するコンテンツや要素は取捨選択が可能
サムネイル部分を長押しするとサブメニューが表示
「PC で続行」を選ぶと連携先PCの候補が表示。PCを選ぶとその画面に写真が表示される