てっぱんアプリ!
スマホをWi-Fiエクステンダーに! 電波の届く範囲を広げる「Anyfi」
2019年8月30日 06:00
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
アプリ名: Anyfi
開発者: Anyfi
価格: 無料
対応OS: Android 5.0 以上
カテゴリ: ツール
ダウンロード: Android
広い建物だったり、壁など障害物で遮られていたりしてWi-Fi電波が届きにくいとき、それを拡張してアクセスしやすくするためのWi-Fiエクステンダー(リピーター)という製品がある。最近ではそれをさらに発展させたメッシュWi-Fiも注目を集めているが、これと似たような仕組みをスマートフォンだけで実現する「Anyfi」というアプリがある。通信しにくい場所でも快適にネットワークにアクセスできるようになるはずだ。
アプリをインストールしたデバイスから接続可
「Anyfi」は、スマートフォンやタブレットなどのAndroidデバイスをWi-Fiエクステンダー代わりにしてしまうアプリ。利用するには少なくとも2台のAndroidデバイスを用意する必要がある。たとえば、Wi-Fiエクステンダーにしたいスマートフォン「A」と、Wi-Fiを使ってインターネットにアクセスしたいスマートフォン「B」を用意し、それぞれに本アプリをインストールしておく。
「A」は既存のWi-Fiに接続したうえで本アプリを起動して待機。その後「B」をWi-Fiに接続せずに本アプリを起動すれば、ネットワークの探索が始まり、自動で「A」にWi-Fi接続する。これにより、「A」経由で既存のWi-Fiに接続してインターネットにアクセスできるようになるわけ。本アプリをインストールしてさえいれば、他のスマートフォンも「A」や「B」に接続してネット利用が可能だ。
電波の届きにくい部屋にも安定したWi-Fiを
同じ建物内でも、特定の部屋だけWi-Fi電波が届きにくいことはないだろうか。そういうときにスマートフォンを1台Wi-Fiエクステンダーに見立てて部屋のすぐ外に置いておけば、部屋のなかでもインターネットにスムーズにアクセスできる可能性が高まる。また、フリーWi-Fiが使えるカフェなどでも、席の位置や端末の向きによって電波強度が微妙に変わってくることがある。この場合は、1台のスマートフォンを電波をつかみやすいベストな位置に置き、もう1台を自由な姿勢で使えるようにする、といった方法がとれる。
ビジネスの現場でも役に立つ。訪問先にゲスト用Wi-Fiがなく、それでも自分のスマートフォンやタブレットで大容量の通信をしながらプレゼンする必要があるようなときだ。こういう場面では、訪問相手に本アプリをインストールしてもらい、そのスマートフォンに接続して通信する、というような活用方法も考えられるだろう。