てっぱんアプリ!

「Tik Tok」で一発芸動画が誰でも簡単に

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: Tik Tok
開発者: BYTEMOD PTE.LTD.
価格: 無料
対応OS: iOS 9.0 以降、Android 4.1 以上
カテゴリ: 写真・ビデオ
ダウンロード: iOS Android

 動画のライブストリーミングが注目され、既存のSNSでも動画機能が拡充されるなど“動画熱”が高まってきている。そんななか、主に若年層の間で人気が出始めているとされるSNSアプリが「Tik Tok」。動画を軸にしたSNSアプリは他にもあるが、「Tik Tok」は何が違うのだろうか。

音楽に合わせて動画を作る「Tik Tok」

口パクやダンスの動画を簡単に作れる

 「Tik Tok」は、自ら撮影した動画を投稿して他の人と共有するSNSアプリ。ライブストリーミングではなく、撮影した動画に対してさまざまな特殊効果や加工を施し、短時間の“魅せる”映像を生み出すことができるアプリとなっている。キーとなるのは“音楽”だ。

 アプリ運営元が用意している音楽に加えて、有名アーティストらの楽曲も多数提供され、その楽曲のイメージやリズムに乗せて動画を作り込む、というのが基本。例えば楽曲の口パクや、リズムに合わせたダンスを撮影した動画が比較的多い。なかには突然被写体が消えてしまうなど驚きのギミックを見せる動画もある。再生時間は15秒程度のものが中心で、サクサク見ていけるのも特徴だ。

短尺の投稿動画が大量に公開されている。各投稿にはコメントなどのリアクションをとることが可能
多くの楽曲を動画のBGMに使える

 単純に動画に音楽を挿入できるだけではない。音楽をスロー再生しながら撮影できるので音楽のリズムに映像の動きを正確に合わせやすくなっている。完成後の動画は通常の速度で再生するため、きびきびとした動きでリズムのぴったり合ったオリジナル作品ができあがるというわけだ。

「速」方向にするとスローで撮影、「遅」方向だと早回しで撮影する

撮影後の加工でさらに完成度を高める

 動画を彩る特殊効果もさまざま。撮影中は、リアルタイムで被写体の周囲や背景にイラストを使ったアニメーション効果を加えたり、被写体の顔を認識して動物風のグラフィックを重ねて表示したりする特殊効果を使える。その他、顔の表情や手の動きに合わせてアニメーションのパターンが劇的に変化するものなど、利用者の目を引く斬新な演出を簡単に加えることが可能だ。

リアルタイムで被写体の頭部を動物の3Dモデルにする特殊効果
手を伸ばしたり開いたりした瞬間に、降っている雨が止まったような演出もできる

 シーンを変えながら撮影し、それら複数のカットを1つの動画にまとめるのもOK。また、撮影後の映像に全体の色合いを変えるフィルターや、映像を逆再生する特殊効果を加えることもできる。最初に選んだ音楽のリズムに合わせて動き、特殊効果などをタイミング良く挿入していくだけで、完成度の高い一発芸的な動画に仕上げられる、というのがポイントと言える。どんな風に撮影すると面白い映像になるのか、他のユーザーの投稿を見てインスピレーションを得ると良いだろう。

撮影後の加工段階ではさらに数種類の特殊効果を加えられる