てっぱんアプリ!
カードの移動ですいすい情報共有・チーム作業ができる「Trello」
2017年11月10日 06:00
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
アプリ名: Trello
開発者: Trello, Inc.
価格: 無料
対応OS: iOS 10.0 以降、Android OS
カテゴリ: 仕事
ダウンロード: iOS Android
仕事のプロジェクトをスムーズに進めるにあたって、メールやチャットだけで情報共有するのは不都合なことも多い。何が最新の情報で、今何をすべきか、誰が何をやったかの把握が困難だからだ。もっと確実な情報共有を実現したいなら、「カード」で進捗やステータスを管理できる「Trello」を使ってみよう。
カードをドラッグしてステータス管理
「Trello」は、複数メンバーでチーム作業するときに「すべきこと」の情報共有や進捗管理ができるアプリ。みんなで同時に使えるToDoリストみたいなものだ。大まかな使い方としては、「作業前のToDo」「作業中のToDo」「完了したToDo」というように、必要なステップを「ボード」に並べ、各ステップごとに「すべきこと」「終わったこと」などのToDo項目を「カード」として登録していくというもの。
ポイントは、登録したToDo項目のカードをドラッグして、他のステップへ簡単に移せること。一般的なToDoリストツールだと、同一のリスト内でチェックし、追加・削除することで管理するが、Trelloでは項目を他のステップのカード一覧に移すことで、ステータス変化を表現するようになっている。
ただし、カード内で従来型のチェックリストを使って管理することもできる。大項目はカードとして登録し、小項目はカード内のToDoリストで管理する、といった使い分けも可能だろう。
資料やコメントで個別に議論も
たとえば、数人のチームで行うWeb制作やアプリ開発のようなプロジェクトでは、新機能・新コンテンツのアイデアや実装すべき処理、既知の課題・不具合を、ToDo項目として随時ボードに登録する。それらを実装・修正しようとしたときは「作業中」のカード一覧へ移動し、作業が完了すれば「作業完了」のカード一覧に移すだけでOKだ。
この仕組みのおかげで、作業の内容がチームの他のメンバーとバッティングすることを防げる。カードには画像などの添付ファイルを追加できるので、その作業に必要な資料を共有するのにも便利。また、カードのToDo項目には誰でもコメントを加えられるため、そのコンテンツや機能を追加すべきか否かの議論もその場で気軽に行える。
反面、大勢の人が関与するプロジェクトでは、内容が多岐に渡ってしまうことでかえって個別のToDoの動きがわかりにくくなり、全体の見通しが利かなくなる場合もある。そういうときは、少人数の部署ごとに独立したボードを作って使うようにすると良さそうだ。