黒ループじゃなくてエネループプロ
ちょっと前に「エネループプロよりも、以前からあるHR-3UGのほうが大容量だけど、となるとエネループプロのメリットは?」的なエントリを書いた。が、間もなくtwitterでいくつかご指摘を受けて「ああ、そうだった~!!」てな感じになった。
大容量タイプのエネループことエネループプロ(eneloop pro)が登場したんだが、この電池のメリットは「従来のエネループより大容量」ということ。従来品の容量は1900mAh(Min.)だったが、プロは2400mAh(Min.)。約25%の容量UPとなった。
ただし、従来品は1500回程度繰り返し充電できたが、プロは500回程度までに「繰り返し使える回数が減った」のだ。……500回までってフツー的なニッケル水素電池とおんなじ? フツーのニッケル水素電池なら、HR-3UGのほうが、エネループプロよりも大容量ですな。じゃあエネループプロのメリットは? てな話であった。
しかしまあ、スッカリと忘れておりました、すまんす。エネループやエネループプロの「普通のニッケル水素電池に対してのアドバンテージ」は「エネルギー残存率とメモリー効果の影響の出にくさ」なのであった。
エネルギー残存率についてはココにある。各電池を満充電にして1年間保管したとき、フツーのニッケル水素電池(HR-3UG)の残存容量が約1250mAh、従来タイプのエネループ(HR-3UTGA)は1600mAh、エネループプロ(HR-3UWX)が1800mAhとなっている。エネループは自己放電が少なく、加えてエネループプロは容量自体が大きいので、長期保存後の実用性が非常に高いんですな。
もうひとつ、継ぎ足し充電で生じるメモリー効果の影響が出にくいという件はココに。エネループではメモリー効果が生じない、のではなく、エネループは普通のニッケル水素電池より若干電圧が高いので、メモリー効果による電圧低下の影響があんまり気にならないってコトですな。エネループの電圧関連の話はコチラに。
というわけで、エネループプロのメリットがハッキリわかった俺。まあ500回繰り返し使えればOKなので、俺的にはエネループプロを買い増す方向で。