W-ZERO3予約にアブレたよーん

2005年12月22日 09:00

 話題のスマートフォンことW-ZERO3。予約開始当日に向け、テキトーなスタンスで待ちつつも、当日はきっとWebサイトで予約しましょう、と考えていた。

 まあ朝から気合入れて予約姿勢を取った、というわけじゃないんで、アレなんですけど、結局は予約できずにその日を終えた。何度も何度も何度もアクセスを試みたがアクセスできず、でも諦めずにさらに何度も何度も何度もアクセスしたけど結局ダメだった、という感じ。

 その日のすぐ後、後日に再度予約を受け付けるという告知が出たわけだが、予約できず~後日の予約再受付告知の短い間に、拙者内部からスッとW-ZERO3購入意欲が消失した。という話を知人にしたら、その人も、同様に「やっぱ買わなくていいや~」という気持ちになったとのこと。

 その人も拙者も「あの時に予約できちゃったら思わず予約購入していたであろー」と同意見であった。ん~どうしよーかなーW-ZERO3、買おうかな~待とうかな~でも欲しいな~、んーんーんー、という状態で予約できちゃったら、ポチッとイッてたであろー、と。

 でもポチッとデキなかった(=絶対にポチッとするゼ!! というほど激本気で予約姿勢を取っていなかった)ので、わりとスグに、予約購入を諦めちゃった、というわけ。で、おもしろかった(!?)のが、その知人と拙者の、“予約できなかった時の心境・考え方の変化”が同じよーなモンであったこと。

 なーんだ、予約できなかったヨ。と思った直後から、W-ZERO3における“若干の不安材料”ばかりが頭に浮かんできたのだ。「アレを頬に当てて……」「あの厚みが……」「新たなOSって……」「そのOS上の通話関連アプリは……」みたいな。予約しよーっと、というモードでは「まあそんなこたぁ実機いじってから」「どーにかなるでしょ」と思っていたりした。たぶん、W-ZERO3という刺激的な新ハードウェアに興奮気味だったんでしょうな。

 でも、ふと冷静になると、つーかそのコーフン的ハードウェアと我々の間に段差もしくは溝ができた状態だと、意外にW-ZERO3に対して冷静な客観を行なえたりした。微妙ではあるが、考え方や気持ちの変化である。

 例えば、うーさぶ、今夜は冷えますなぁ、寒くて頭痛くなってきた~、というところに明かりが。あ!! そうだアソコで一杯飲りましょうよねえ!! いいですねえ。ですか!! ですねえ!! じゃあ早速……と思ったら、明かりが消えて閉店。あーもー超飲酒モードだったのに……でもまあいいか、まっすぐ帰りましょう。そんな心境。代替え飲食店の検索・探索すらせず、帰宅モードへシフト。急激に盛り上がった衝動が、ほんの小さなブレーキによって完全に消え失せることって、よくある。

 そんな話をした知人と拙者なんですけど、冷静になった我々が企業と消費者と情報通信について鳥瞰したりなんかしたら、「惜しいっちゃぁ惜しいですよねえ企業側として」「確かにそうかも、予約できずにサクッと諦めたの、わしらだけじゃないでしょうからねえ」みたいな話も出た。

 あの時、サーバーや回線にもちっと余力・帯域があったら……たぶん2人分は余計にW-ZERO3売れてたのに、いや、日本全国ならきっと128人分くらい余計に!! とか根拠のない想像をしてみたりした。