スタパ齋藤のApple野郎

Mac Studio底部からホコリががが……空中浮遊で解決してゆく!!!

底面吸気だとホコリ吸っちゃわない?

 徐々に室内の気温が上がっている最近だが、俺の最強に強まったMac Studioは本日も静かに稼働中。昨日は室内気温が29℃になったが、ときどきプロセッサ使用率が100%になるような負荷をかけても、ファンの音が増したり排気が増えたりすることもなかった。ほんとパワフルで静かなマシンである。長い間使えそうだ。

 でも気になることがある。Mac Studio冷却のための空流だ。Mac Studioは底面から空気を吸い込んで背面から排気している。これって……机上のホコリとかを吸い込んじゃわない? いや確実に吸い込んでいるであろー。

 Mac Studioの前に使っていたM1 Mac miniも、その前に使っていたMac Proも、底面から空気を吸い込んで本体を冷却していた。のだが、それらについては「ホコリをなるべく吸い込まないように対処していた。↓こんな感じで。

筒型MacことMac Proを使っていたときは、光学ドライブを下に置けるようにする金属円盤のようなグッズを使い、Mac Proが机面近くのホコリを吸い込まないようにしていた。Mac Proがやや宙に浮く感じになり、ホコリをなるべく吸い込まないようにするという点ではけっこう効果があったと思う。その後、Mac Proの内部を何度か見たが、目立つホコリ汚れは付着していなかった
M1 Mac miniは専用の金具とポールを使って空中に設置していた。これなら机上に降り積もる埃を吸い込むことはない。また、机上の場所を取らない点も便利だった
Mac Studioはこんなふうに机上に置いている。底面の吸気口から毎日しっかり机上に落ちたホコリを吸い込んでいそうな気が

 使っている感触から「長く何年も使えそうなMac Studio」だと思う。このまま机上にベタ置きだと、その何年もの間にホコリをたっぷり吸い込みそう。もうちょっと高い位置に設置するなどして対処したいところだ。

 ちなみに、Mac miniやM1 Mac miniやMac Studioは、底面のネジを外せば、底面のフタが外れる。そして内部に付着したホコリなどをある程度掃除することができるそうだ。

Mac Studioの底面。リング状に見えるパンチングホールのメッシュから空気を吸い込んでいる。黒い部分が滑り止めで、これを剥がしてネジを外せば底面の丸いフタを外して内部を掃除できるらしい

 ただ、そうするためには底面の滑り止めラバーを剥がしたり、確かトルクスネジを外したりする必要がある。そーゆーコトするとメーカー保証外になっちゃうので、あんまりやりたくないですな。

このノートパソコンスタンドに賭けてみるっ!!!

 Mac Studioを宙空に浮かせるような感じで使いたい。どうしましょ?

 あっ使ってないMac miniを台座にしちゃうってどう!? いや〜ソレはモッタイナイでしょ〜。じゃあそのMac miniを別の用途で使えば? ん〜でも別の用途ナイし、Mac miniを使い始めたらそのMac miniを浮かせるための台座が必要になるという無限連鎖が始まりそうだなぁ。

 じゃあMac Studio台をDIY? うわ〜面倒くさそうだし、カッコ悪い台が出来上がってMac Studioのカッコよさ台無しな未来が見える!!! ゆえに却下。

 などとMac Studioの空中浮遊方法をあれこれ考えつつ、そういう既製品の「Mac Studioスタンド」ってあるのでは? とAmazonを探しまくったが、全然なかった。

 ただ、Mac Studio台になりそーな製品を発見。LiANGSTARブランドの「ノートパソコンスタンド」である。↓こんなの。

LiANGSTARブランドの「ノートパソコンスタンド」。Amazonにて3580円〜4980円で売られていた。※画像はAmazon販売ページより抜粋
3タイプあり、左から最も簡素なタイプ、冷却ファンと回転台座付き、冷却ファン付き。冷却ファン付きのものは、ファンの真上にメッシュらしきものがあり、ソコにMac Studioを乗せられそう。とは思ったが、冷却ファンとか不要だし、光るギミックはさらに不要だし。ん〜どうしよう。※画像はAmazon販売ページより抜粋
サイズも良さそう。Mac Studioのフットプリントは197×197mmくらいなので、なんかちょうどよく収まって、四角い穴にMac Studioの底面の円状部分がスコッと収まりそう。※画像はAmazon販売ページより抜粋

 ということで、スコッと収まることを期待しつつ、最も簡素なタイプを購入した。3580円であった。もしかしたらMac Studioと全然マッチせず、3580円のアルミスタンドを持て余すことになるかもしれないが、そしたらMacBook台にするからいいし! でもMac Studioと超マッチしてMac Studioを空中設置できることを超絶大念願してゆきたいッ!!!

スタンド来た、すぐ開梱、そして思いっきり玉砕……だがしかしーッ!!!

 ポチッと注文したノートパソコンスタンドは翌日届いた。おーなかなかキレイで頑丈なノートパソコンスタンドじゃないか♪

これがそのノートパソコンスタンド。アルミ製。ノートPCが接触するところにはシリコーンと思わしき傷つきや滑り止めを防止する素材が貼られている
ノートPCを乗せるところは少し手前に傾いている
上下のパーツは背面でねじ止めする。ねじ止め箇所を変えることによりスタンドの高さを調節できる
底面には滑り止めが貼られている

 そしてこのスタンドに、おもむろにMac Studioを乗せてみたら一瞬で玉砕。はい失敗ですーMac Studioとマッチせず〜3,580円のアルミスタンドに何乗せるの〜>俺。まさか使わずに死蔵するつもりじゃねえよな>俺。おいどうすんだよ>俺。

 こ、このノートパソコンスタンドには、絶対にMac Studio乗せてゆくッ!!! 今からバッチリ乗せるから見とけやぁ〜>俺。

 などと「あ〜あ、うまく乗らなかった〜」という残念さから妄想芝居を演じていた俺だが、よ〜く見ると、なんか、イケそう。このノートパソコンスタンドにMac Studio乗りそう。

 まずこのスタンドに、どうMac Studioが乗らないのか? Mac Studioの底部の円状の盛り上がりが、スタンドの四角い枠にハマらないのだ。メッシュ穴部分とスタンド枠が干渉してしまう。

Mac Studioの底面。円状の部分は盛り上がっている。これをスタンドの四角い枠に入れようとすると、メッシュ穴部分と四角い枠がガリッと干渉してしまうのであった

 しかし、Mac Studioをスタンド前方に少しズラすと、まずまずイイ感じでMac Studioが安定しつつ乗る。Mac Studio底面の円状部分はスタンドとほぼ当たらない。Mac Studio底面前後のエッジ直線だけがスタンドと接しているカタチだ。ただ、そのままではMac Studioが滑りやすい感じなので、Mac Studioとスタンドが接する部分に滑り止めスポンジを貼れば、イケそうである。ていうか、結果、イケたのであった。

矢印の部分にスポンジ状の滑り止めを貼り、Mac Studioをスタンド前方寄りに置いたら、安定的に設置することができた
Mac Studioの下方に10cm程度の空間ができた。机上のホコリ吸い込み問題は大きく緩和されたと思う。
Mac Studioは斜めになっているが、この上にモノを置ける。たとえば滑り止め足付きのスマートフォンスタンドなどを設置することができる。設置しないけど
Mac Studioの下に空間ができたので、そこに外付けSSDを設置。Mac Studioのフットプリント分の小物が置けるようになった
Mac StudioのThunderbolt 4ポートやSDカードスロットにアクセスしやすくなった
Mac Studioの背面。ケーブルの取り回しもしやすくなった

 素晴らしい! 非常にイイ!

 ただ……机に振動が加わると、Mac Studio自体が揺れるんスよね。まあHDDとか回転モノ入ってないし、可動部もないので、多少揺れても問題ないと思うが。

 ともあれ、Mac Studioを宙に浮かせて机上のホコリを吸い込んじゃうかも問題の、ひとつの解決方法のご報告であった。Mac miniにも通用するやり方なので、ご参考になれば幸いっス。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。