スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」
久々にヘンなディスプレイ買ったゼ!!! OFIYAAブランドの細長ディスプレイを試す!
2024年3月25日 00:00
2023年11月17日に発売されたJAPANNEXT(ジャパンネクスト)の「JN-MD-IPS784」というモバイルモニター。アスペクト比16:5という細長いディスプレイで、解像度は1280×400ピクセル。Amazonでは1万2709円で売られている。↓こんなの(画像はJAPANNEXTWebサイトより)。
なーんかオモシロそう。1万2709円で手を出しやすい。使いドコロに困りそうなアスペクト比と解像度ではあるが、逆にそこもオモシロげ。
……久々の変態ディスプレイ。やはりコレは買うしか!
ということで買って遊ぼうと思い、スペックを再度よく見てみたら……メーカー公式サイトに「Apple MacOSではご使用になれません」とある。スガーン! せっかく買う気になったのにぃ〜。
……でも使えている人もいるっぽい。でもでもメーカーが「Apple MacOSではご使用になれません」と公表しているから、macOSで使うとなーんかトラブルがあったり? ということで結局購入せず。
隙間を見ると〜思い出す〜♪
くぅ〜macOS非対応かー。久々に変態ディスプレイ使いたかったのにぃ〜残念ッ! って経験以降、ちょっとした隙間を見るとJAPANNEXT「JN-MD-IPS784」を思い出す俺となった。
使用中のディスプレイの下側を見ると「ココにあの細長ディスプレイちょうどいいかもニャ〜」とか。ディスプレイ脇の空間を見ると「こっちに立てて置くと楽しそうだ」とか。「ああいう細いディスプレイをウィジェット置き場にしたら実用的かもな」とも。
やっぱりあの細長ディスプレイ使いたいゼ!!! てゅーか、ああいう細長ディスプレイでMac対応品ってないの?
と探し始めたら、案外ナイ。だが気合で探したら発見。そして購入!!! ↓こんなのを買ったゼ!!!
購入の決め手は製品タイトルのなかに「Windows/Mac/Androidなど対応」とあったから。またアスペクト比は16:7・解像度は最大1920×860なので、JAPANNEXTの細長ディスプレイほど変態的でなく場合によっては実用性が高いかも、という感触もあった。ともあれ以降、OFIYAAブランドの細長ディスプレイをレビューしてゆきたいッ!!!
この変態ディスプレイは……と思ったら、かなりマトモな細長ディスプレイだった
久々にヘンなディスプレイ買ったぜぇ〜遊ぶぜぇ〜とMacとUSB-C接続して数分使ってみたら、予想外のマトモさで拍子抜けしてしまった。細長ディスプレイではあるものの、フツーに便利なんですけど、よくできてるんですけど、みたいな?
役立ってしまうではないか! いやそのほうがイイけど! てか変態ディスプレイちょっと使って飽きて死蔵するより実用性があるほうがイイですな。萌え要素は少ないけど。
ちなみに俺のMac Studio(macOS Sonoma 14.3.1)にこのディスプレイをつないだときに使える解像度は以下のとおり。解像度によっては表示の縦横比が崩れて画像などが歪むこともある。
ちなみに俺が使っているメインディスプレイはDell「U4021QW」。解像度は5120×2160ピクセルあるので、サブディスプレイはとくに必要のないデスクトップの広さではある。
でもiPadをサブディスプレイにして使ってみると、サブディスプレイには多用しないけど時々参照するウィンドウを開いておくと便利。メインとサブのディスプレイでウィンドウの棲み分けができると、作業効率が少し上がったりする。さておき、予期せず「ちゃんと使えちゃう細長ディスプレイ」ということになったので、ちょっと本腰を入れて使おうかナ、と。
どんなディスプレイなのか?
このOFIYAAブランドの細長ディスプレイ、製品型番は「L1」。電源を入れると画面に「L1」と表示される。L1のスペックなどを写真とともにご紹介してゆきたいッ!!!
といった感じのOFIYAAブランド細長ディスプレイこと「L1」。昨日チェックしたところAmazonにてタイムセール中で2万1999円で売られてい……あ〜っ!!! 今日になったら商品ページが消えている!!! いや2択の商品ページだったのだが細長ディスプレイだけ消えている!!! タイムセールで売り切れたのかも!!!
また、OFIYAAブランド本家サイトには、L1の情報はなかった。もしかすると生産完了品なのかもしれない。
だがAlibabaで「DF Ofiyaa Portable Monitor L1 12.3" IPS FHD Gaming Monitor Touch Screen Dual Speakers for Laptop」として売られている。台数によって値段が変わるが、1〜9台だと129ドルとなっている。買いたい人はそちらでゼヒ! 日本語説明書付属しなさそうだけど!
どんなふうに役立つのか?
細長ディスプレイことL1、どんなふうに役立てられるのか? ちょっと前述したが、一見は変態ディスプレイではあるものの、表示サイズ的にも解像度的にも「いろいろな目的で使える」という印象となった。
難点だけ先に書いてしまうと、発色がすこーしだけ青寄りであることがひとつ。サブディスプレイとして使う感じだが、メインディスプレイとの色の差が微妙に気になる。ただ「こういうモノ」と割り切れば大して気にならない。その程度の僅かな色の差だ。
ハードウェアとしては、額縁が広めであることと、スピーカーがあるぶん左右(横置き時)幅が広いこと。それからスピーカーは高音が目立って低音がイマイチなので音楽鑑賞には向かない音質。また、無音状態だとスピーカーから小さなノイズが聞こえる。ただこのノイズはL1側の音量をゼロにすれば消せる。
そんなL1ディスプレイ。独特の細長ディスプレイはどんな感じで使えるのか? 写真とともに使用例をご紹介したい。
なかなかイイ! もう1台買ってメインディスプレイの左右に置いちゃうか! とか思ったりした。ただ、やっぱりサブディスプレイにはスピーカー必要ないかも。ゲーム機をつなぐとかなら必要になるかもだが、PCとの接続だとデスクトップなら既にスピーカーがあるだろうし、ノートPCでも(最近のは)けっこうイイ音が出るスピーカーを内蔵しているし。
てな感じの細長ディスプレイL1。原稿執筆中に「買いにくい状態になっちゃった」わけだが、こういうニッチなハードウェアはオモシロいですな。こういう方面のハードウェアを、また探してゆきたいッ!!!