スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

久々にヘンなディスプレイ買ったゼ!!! OFIYAAブランドの細長ディスプレイを試す!

 2023年11月17日に発売されたJAPANNEXT(ジャパンネクスト)「JN-MD-IPS784」というモバイルモニター。アスペクト比16:5という細長いディスプレイで、解像度は1280×400ピクセル。Amazonでは1万2709円で売られている。↓こんなの(画像はJAPANNEXTWebサイトより)。

JAPANNEXTの「JN-MD-IPS784」。細長いモバイルモニターだ。
メーカーの想定用途。SNSやYouTubeなど特定目的専用として活用できそう。USB Type-Cのディスプレイ出力機能(Alternate Mode/Alt Mode)にも対応し、USB-Cケーブル1本でPCとつなぐこともできる。HDMI(miniHDMI)接続も可能なのでゲーム機などとつないでも使える。

 なーんかオモシロそう。1万2709円で手を出しやすい。使いドコロに困りそうなアスペクト比と解像度ではあるが、逆にそこもオモシロげ。

 ……久々の変態ディスプレイ。やはりコレは買うしか!

 ということで買って遊ぼうと思い、スペックを再度よく見てみたら……メーカー公式サイトに「Apple MacOSではご使用になれません」とある。スガーン! せっかく買う気になったのにぃ〜。

 ……でも使えている人もいるっぽい。でもでもメーカーが「Apple MacOSではご使用になれません」と公表しているから、macOSで使うとなーんかトラブルがあったり? ということで結局購入せず。

隙間を見ると〜思い出す〜♪

 くぅ〜macOS非対応かー。久々に変態ディスプレイ使いたかったのにぃ〜残念ッ! って経験以降、ちょっとした隙間を見るとJAPANNEXT「JN-MD-IPS784」を思い出す俺となった。

 使用中のディスプレイの下側を見ると「ココにあの細長ディスプレイちょうどいいかもニャ〜」とか。ディスプレイ脇の空間を見ると「こっちに立てて置くと楽しそうだ」とか。「ああいう細いディスプレイをウィジェット置き場にしたら実用的かもな」とも。

こんなトコロにあの細長ディスプレイ置いたら楽しげかも!
ここに縦置きしてメッセンジャー的アプリ専用にしたり、ウィジェット置き場にしたりすると便利かも。

 やっぱりあの細長ディスプレイ使いたいゼ!!! てゅーか、ああいう細長ディスプレイでMac対応品ってないの?

 と探し始めたら、案外ナイ。だが気合で探したら発見。そして購入!!! ↓こんなのを買ったゼ!!!

OFIYAAブランドの細長ディスプレイを購入。Amazonで2万4999円だった……が、原稿執筆時点ではタイムセールで2万1999円になっていた。くぅ〜っ!

 購入の決め手は製品タイトルのなかに「Windows/Mac/Androidなど対応」とあったから。またアスペクト比は16:7・解像度は最大1920×860なので、JAPANNEXTの細長ディスプレイほど変態的でなく場合によっては実用性が高いかも、という感触もあった。ともあれ以降、OFIYAAブランドの細長ディスプレイをレビューしてゆきたいッ!!!

この変態ディスプレイは……と思ったら、かなりマトモな細長ディスプレイだった

 久々にヘンなディスプレイ買ったぜぇ〜遊ぶぜぇ〜とMacとUSB-C接続して数分使ってみたら、予想外のマトモさで拍子抜けしてしまった。細長ディスプレイではあるものの、フツーに便利なんですけど、よくできてるんですけど、みたいな?

常用のメインディスプレイの手前に置いてファインダーを表示した様子。後方のメインディスプレイも手前の細長ディスプレイも、ウィンドウの内容・サムネイルサイズは統一している。これは最大解像度1920×860の表示で、メインディスプレイと比べると表示される文字は小さいものの、まあフツーに実用的。
解像度を1600×716にするとメインディスプレイの表示とだいたい同じ大きさに。快適。
解像度を1280×574にするとメインディスプレイより表示が大きくなり、老眼でも見やすーい!

 役立ってしまうではないか! いやそのほうがイイけど! てか変態ディスプレイちょっと使って飽きて死蔵するより実用性があるほうがイイですな。萌え要素は少ないけど。

 ちなみに俺のMac Studio(macOS Sonoma 14.3.1)にこのディスプレイをつないだときに使える解像度は以下のとおり。解像度によっては表示の縦横比が崩れて画像などが歪むこともある。

使用可能解像度一覧。macOS上で拡張ディスプレイとしての扱われ方は、ほかのディスプレイをつないだときと同様だ。

 ちなみに俺が使っているメインディスプレイはDell「U4021QW」。解像度は5120×2160ピクセルあるので、サブディスプレイはとくに必要のないデスクトップの広さではある。

 でもiPadをサブディスプレイにして使ってみると、サブディスプレイには多用しないけど時々参照するウィンドウを開いておくと便利。メインとサブのディスプレイでウィンドウの棲み分けができると、作業効率が少し上がったりする。さておき、予期せず「ちゃんと使えちゃう細長ディスプレイ」ということになったので、ちょっと本腰を入れて使おうかナ、と。

どんなディスプレイなのか?

 このOFIYAAブランドの細長ディスプレイ、製品型番は「L1」。電源を入れると画面に「L1」と表示される。L1のスペックなどを写真とともにご紹介してゆきたいッ!!!

L1本体とその付属品。USB-A/USB-Cケーブル、USB-C/USB-Cケーブル、HDMI/miniHDMIケーブルのほか、日本語/英語のクイックスタートガイドと、けっこう詳しい日本語/英語説明書が付属する。
電源を入れると「L1」と表示される。画面サイズは12.3インチでアスペクト比は16:7。解像度は最大1920×860ピクセル。リフレッシュレートは60Hz。IPSパネルで発色もそこそこ良好で視野角も広め。WindowsでもmacOSでもタッチパネルとして機能する。
背面には着脱式のアルミ製スタンドを取り付けられる(工具不要/挿抜式)。立てる向きに応じてスタンドは左/下/右の3方向に取り付け可能。またスタンド取り付け台座部は55/75/100mmのVESA規格ネジ穴(M4)があるので、一般的なモニターアームに装着することができる。
横置きにした状態で本体左側上部に電源/OSD操作用ダイヤルがある。OSDを開かなくても、このダイヤルだけでボリュームと輝度を手軽に調節できて実用的。
OSDメニュー表示例。
本体左側の裏には、5つのポート(USB-A×2、USB-C×2、miniHDMI)がある。USB-C入力は5-20V/3.5Aまで対応し、USB-C出力は5-20V/3Aまで対応。
本体左右にはスピーカーも搭載されている。

 といった感じのOFIYAAブランド細長ディスプレイこと「L1」。昨日チェックしたところAmazonにてタイムセール中で2万1999円で売られてい……あ〜っ!!! 今日になったら商品ページが消えている!!! いや2択の商品ページだったのだが細長ディスプレイだけ消えている!!! タイムセールで売り切れたのかも!!!

 また、OFIYAAブランド本家サイトには、L1の情報はなかった。もしかすると生産完了品なのかもしれない。

 だがAlibabaで「DF Ofiyaa Portable Monitor L1 12.3" IPS FHD Gaming Monitor Touch Screen Dual Speakers for Laptop」として売られている。台数によって値段が変わるが、1〜9台だと129ドルとなっている。買いたい人はそちらでゼヒ! 日本語説明書付属しなさそうだけど!

どんなふうに役立つのか?

 細長ディスプレイことL1、どんなふうに役立てられるのか? ちょっと前述したが、一見は変態ディスプレイではあるものの、表示サイズ的にも解像度的にも「いろいろな目的で使える」という印象となった。

 難点だけ先に書いてしまうと、発色がすこーしだけ青寄りであることがひとつ。サブディスプレイとして使う感じだが、メインディスプレイとの色の差が微妙に気になる。ただ「こういうモノ」と割り切れば大して気にならない。その程度の僅かな色の差だ。

 ハードウェアとしては、額縁が広めであることと、スピーカーがあるぶん左右(横置き時)幅が広いこと。それからスピーカーは高音が目立って低音がイマイチなので音楽鑑賞には向かない音質。また、無音状態だとスピーカーから小さなノイズが聞こえる。ただこのノイズはL1側の音量をゼロにすれば消せる。

 そんなL1ディスプレイ。独特の細長ディスプレイはどんな感じで使えるのか? 写真とともに使用例をご紹介したい。

macOSの拡張ディスプレイとして設定。L1上でDockをクリックしてLaunchpadを表示させたりできる。メインディスプレイ前方下ってけっこう空間ができるので、この位置もなかなか便利。
ファインダーでアプリケーションフォルダを開いた様子。ランチャー専用ディスプレイ的に使っても便利。
ディスプレイの右に置いてみた。ファインダーでファイルをサムネイル表示。いつもは細長ディスプレイ後方に小物入れが置いてあって、ちょっと煩雑な見栄え。だが細長ディスプレイで小物入れを隠すとスッキリした見栄えになりつつ、ディスプレイの機能性も加わってイイ感じだ。
ウィジェットを置いてみた。「このウィジェット便利そう!」と思ってメインディスプレイに置いたりするが、「あんまり使わないから消しちゃおう」と削除したりして。そうしたら「あっやっぱりあのウィジェット再配置しよう」と必要性が出たり。細長ディスプレイをウィジェット置き場にすると、「まあ邪魔にはならないから表示しっぱなしにしておこう」と大らかな気分になる。
アクティビティモニターとターミナルを開きっぱなしにしてみたり。ターミナルはあまり使っていないが、アクティビティモニターはときどき使用。「いま一瞬つっかえた感じの動作になったけど……なんで?」みたいなコトを確認するためだ。ウィジェット+アクティビティモニターを細長ディスプレイに置いておくと快適かもしれない。
ほぼ同じ位置で縦向きに置いてみた。ファインダーを表示。画像ファイルを扱うときに便利かも。
ウィジェットを置いてみた。ディスプレイが縦位置だと、ウィジェットを置いたときに横方向に少し余りが出る気がして、なーんかスッキリしない。
LINEアプリを置いてみた。あーら便利♪ 書きやすいし読みやすい。メインディスプレイで情報を参照しつつのLINE送受信も効率良くできる。
WebブラウザSafariを置いてみた。縦方向にテキストが流れたりするアプリは細長ディスプレイの縦起きがハマる感じ。L1を縦置きすると、幅860ピクセルで高さ1920ピクセルとなるので、横長過ぎないテキストを、目で上下に広く追って行けて実用的だと感じる。

 なかなかイイ! もう1台買ってメインディスプレイの左右に置いちゃうか! とか思ったりした。ただ、やっぱりサブディスプレイにはスピーカー必要ないかも。ゲーム機をつなぐとかなら必要になるかもだが、PCとの接続だとデスクトップなら既にスピーカーがあるだろうし、ノートPCでも(最近のは)けっこうイイ音が出るスピーカーを内蔵しているし。

 てな感じの細長ディスプレイL1。原稿執筆中に「買いにくい状態になっちゃった」わけだが、こういうニッチなハードウェアはオモシロいですな。こういう方面のハードウェアを、また探してゆきたいッ!!!

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。