スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

スマホ充電ステーションは絶対便利♪

サンワサプライ「充電器ステーション」も買う!

 もはや日課である「Watch 媒体総チェック」。「Watch Headline」から始まって、上に見える各媒体へのリンクを順繰りにクリックしてニュースを読破。そして気になる新アイテムなどを見つけると「むむっ!」と思って「ぐぬっ!」と感じて、結局ポチッと買ったりしている、いつもの筆者なのであります。

 さておき、先日は家電 Watchにてこのニュース(該当記事)を読んで「むむっぐぬっ!」と。筆者の大好物である充電ステーションの新型が発売されたので、即購入しました。

サンワサプライの「充電器ステーション」。給電用USBポートを6基搭載したスタンドで、6台のスマートデバイスやモバイルバッテリーなどを同時にUSB充電できます。合計最大出力の違いで、最大9.6A対応「700-AC020W」(公式ページ)と最大6A対応「700-AC019W」(公式ページ)があります。直販税込価格は、9.6A対応「700-AC020W」が4980円、6A対応「700-AC019W」が3980円。どちらの機種とも、端末を仕切るプレートを端末厚みなどに合わせてセットできるのがポイント。筆者は最大9.6A対応品を買いました。

 2年ほど前から、このテの充電スタンドを使用中。複数台のスマートフォンやタブレットなど並べて立てておきながら、同時にUSB充電できる充電スタンドです。電源はACアダプタですが、1つのACアウトレットソケットっていうかコンセントで複数の端末を同時充電できるのが、まず便利。同時にスマートデバイス類を最小限のスペースに並べて整理しておけるのも便利。充電・整理整頓を同時にできてイロイロ捗ります。

左写真は、単にUSB-ACアダプターと端末をつないで充電していた頃の様子(再現)。右写真は、ある充電スタンドを使って充電している様子。明らかに片付きますし、USBケーブルを短いものに交換すれば乱雑さ煩雑さも激減です!
こちらはデスクトップPCのモニター後ろ側。左写真は、バックアップ用HDDアレイの上にノートPCを立て掛けたりタブレットを重ねたりして充電していた状態。右写真は、充電スタンド導入した後の様子。タブレット以上のサイズの端末を立てて充電すると、整理整頓&見栄えスッキリになること以上に、使いたい端末をスッと引いて取り出せるという利便が大きいです♪

 写真のような感じで、端末を整理しつつ同時充電が可能な充電スタンドの類。コンセント周辺が片付きますし、端末を使いやすい状態で整理できつつ同時充電が可能です。複数台のUSB充電対応機器を使っている場合、どう考えても充電スタンド類が便利。ということで、現在も複数の充電スタンド類にお世話になりっぱなしです。

 ただ、モノによってはイマイチな点がある充電スタンド類。たとえば台座部分のサイズが大きめだったり、仕切りが固定で微妙に使いにくかったり。そんなイマイチ点を解消しているっぽいのが、今回レビューするサンワサプライの「充電器ステーション」です。

ソレってどんな充電スタンド?

 サンワサプライの「充電器ステーション」は、前述のとおり合計最大出力違いで2機種あります。最大9.6A対応の「700-AC020W」(公式ページ)と最大6A対応の「700-AC019W」(公式ページ)ですが、合計最大出力以外の違いは付属ACアダプタのみで、出力ポート数や本体サイズは共通しています。以下、筆者が購入したほうの最大9.6A対応「700-AC020W」について話を進めていきたいと思います。

2機種それぞれの仕様や付属品。左が最大9.6A対応の「700-AC020W」、右が最大6A対応の「700-AC019W」のものです。

 充電器ステーション最大9.6A対応「700-AC020W」は、充電用USBポート×6を備える端末スタンドで、1ポートあたりの最大出力はDC5V/2.4Aです。iPadなどのタブレット端末を急速充電できる出力ですね。しかし、6つのポートの合計最大出力はDC5V/9.6A。なので、同時に急速充電できる台数はiPadなら4台まで、iPhoneなら5台までです(ただし急速充電対応端末に限る)。

 ベース部分のサイズは、幅168×奥行き124×厚さ20mm。電源ボタンはなく、必要最小限の非常にシンプルなつくりです。ベース上部に付属の仕切り板をセットして使いますが、仕切り板は39ある列のどこにでもセット可能。端末の厚みにちょうどのサイズにセットするなどして使えます。

最大9.6A対応「700-AC020W」のベース部分。6つの充電用USBポートと仕切り板用スリットがあるだけの、非常にシンプルな台座部分です。裏面に滑り止め付き。短辺側面にACアダプター接続ジャックがあります。
ベース部分上には39列の仕切り板用スリット(3mmピッチ)があります。仕切り板は7枚が付属。仕切り板と端末が当たって傷が付いたりするのを防止するための、シール式のクッションスポンジが22枚も付属しています。仕切りの抜き差しは、硬過ぎず緩過ぎず、ちょうどいい感じ。
電源は専用ACアダプター。ACアダプターから伸びるDCケーブルは20cmと短いのが特徴的です。コンセントに挿すACコードは約1.5m。給電用USBポートには、スマホやタブレットやモバイルバッテリーはもちろん、USB端子から電源を取る機器や各種充電台をつなぐことができます。

 個人的には主電源スイッチ的なものがナイのがやや寂しい気がしますが、まあ通常は通電しっぱなしで使うものなので特に問題とはなっていません。全体的に非常にシンプルなのが好印象です。

ナニゲに便利、細部もナイス

 さて、実際の使用感ですが、やはりキラリと光るのが自由に移動できる仕切り板です。前述のとおり、付属する7枚の仕切り板をベース部分へ自由にセットできます。6台分の端末スペースをつくれるわけですね。

ベース部分上部にある39列の仕切り板用スリット(3mmピッチ)に、付属の仕切り板を自由にセットできます。仕切り板のサイズは幅11.2×高さ38mm。
乗せる端末などに応じて、仕切りの幅を調節可能。置くモノに応じてピッタリサイズのスペースをつくれるというわけです。
左はスマートフォンがほぼ垂直になるように仕切りをセットした状態。画面が上を向かないので、画面に埃が付きにくくて好都合です。右は各サイズのバッテリーや充電台をキッチリ収めた様子。バッテリー充電台・保管庫としてもイイ感じです。なお、実際に使用する場合、当然ですがこれにUSBケーブルが追加されます。

 小さなことではありますが、仕切りを自由に移動できるのはナニゲにとても実用的。ただ、ベース部分が軽いことと、仕切りの高さがあまりないことで、タブレットなどを置く位置によってはちょっと安定性に欠けるという印象があります。

 さらに細かいところですと、たとえば仕切り板に貼れるクッションスポンジが余分に付属していたり(必要枚数12枚のところ22枚付属)、じつはACアダプター底部にも滑り止めが付いていたりするなど、細部にも気配りがされた製品だと感じます。このテの製品って、多かれ少なかれ「部分的につくりが雑」と感じられがちだったんですが、この「充電器ステーション」に感してはそういう印象がほぼありません。

 ユーザーとしてちょっと無理気味の要望を言えば、充電用の短いUSBケーブルが6本付属していたりしたら、コスパ最高と言えたかも、です。類似の充電機能を持つ充電スタンドのなかには、信頼性云々は別として1000円台で4ポート充電+USBケーブル×1本付きという製品があったりも。もっと安価にUSB充電スタンド環境を整えられるというのも、ひとつの実情です。

 でもまあ、サンワサプライの製品ということで安心感がありますし、直販のサンワダイレクトで買えば1年保証だったりしますし、そもそもこの最大9.6A対応「700-AC020W」は高出力で仕切り板の利便があったりするので、単純にはコストパフォーマンスを比べられません。あまり細かく考えずに使用感およびコスパを言えば、シンプルに使えて実用性に直結する利便もあり、そこそこの安さで買える6ポート・高出力の充電スタンドとして、まずまず高い満足感が得られました。

 ともあれ、このテの充電スタンド、複数台のUSB充電対応機器を使っているなら絶対便利。ホント便利。確実に便利。ぜひ一度、アナタにマッチする一品を探すべく、充電スタンド類をじっくりチェックしてみてください♪

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。