スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

顔をイジって驚ける「厳選・顔盛りアプリ」×3本!

「FaceApp」「Mira Selfie Editor」「PortraitPro」

 最近ちょっとハマっている「顔を盛る」系のアプリいろいろ。顔を美化したり笑顔にしたりするアプリですが、かな~りイイ感じのが何本かあります。今回はそのなかでも「スゴい」と思えるものを3本ご紹介したいと思います。それぞれ「FaceApp」「Mira Selfie Editor」「PortraitPro」です。

左から「FaceApp」「Mira Selfie Editor」です。どれも、顔をより魅力的なものに変えることができるアプリです。
こちらは「PortraitPro」。

 3本ともそれぞれ強力な「顔を魅力的にするアプリ」ですが、「FaceApp」は最近とても流行ったのでご存知の方も多いかと思います。たいていの顔を笑顔にしちゃうアレ。使っているだけで明るい気分になってきますね♪

 ほかの2本はAnthropics Technology社のアプリで、仕上がりが非常に自然な顔美化や仮想メイクアップのためのアプリです。遊ぶためのアプリというより、顔のフォトレタッチをより効率化できる本格派。

 ちなみに、「FaceApp」のみ無料で、ほか2本は有料アプリです。ともあれ以降、これら3本の「顔盛りアプリ」を見ていきましょう~♪

FaceAppで写真も人もスマイル!

 まずは最近ドガーンと流行った「FaceApp」。顔写真を、笑顔にしたり若くしたり魅力的にしたり、6パターンに変化させられるアプリです。処理は人工知能が行っているそうで、多くのケースでまずまず自然な感じに仕上がりますが、たま~におかしな結果にも。無料で使えて、Android版iOS版があります。スクリーンショットを見れば、このアプリがどういうコトをしてくれるのか一目瞭然ですので、以下に並べてみます。

左は「FaceApp」のホーム画面。顔写真を撮影したり、既存の顔写真を読み込んで使用を開始します。中央は顔の処理を始めたところですが、これは元の顔(ORIGINAL)です。左は笑顔(SMILE)。思いっ切り笑ってますが、目のあたりが少し不自然? しかし圧倒的な笑顔なので、細かいコトなど気にならなくなるあたり、このアプリの大きな魅力です。
左から、魅力的な顔(HOT)、年老いた顔(OLD)、若い顔(YOUNG)。それぞれの写真はもちろん保存可能です。
顔を男性や女性に変えることができますが、これらはコラージュモードでしか使えません。中央と右は男性化と女性化の結果を切り出したものです。
こちらはコラージュモード。2枚や4枚の写真を並べて表示できます。元の顔がどんなふうに変化するのかを楽しめます。

 ちなみにこのアプリ、顔なら何でも処理できます。もちろん、笑顔にした顔をいったん保存し、保存した写真を元にさらに笑顔化するようなことも可能です。ちょっとやってみましょう~♪

左が先ほど笑顔化した写真で、それを元にさらに笑顔化を進めたのが中央です。中央のものをさらに笑顔化すると右の写真になりました。どんどん笑顔になる感じですが、若干の狂気が発生しているようにも見えます。これでナイフ持ってたら超怖いですネ!
こちらは魅力的な顔への処理を繰り返したものです。かな~り別人化しちゃいました。イタリア? ロシア?
上で魅力的な顔への処理を繰り返した結果を、さらに笑顔化し、いろいろと処理してみました。元の顔と、最も変化の大きかった顔を比べたのが右。人工知能がこーんな顔を作り出しちゃったというわけです。

 このアプリ、無料なのでぜひお試しいただきたいと思います。そーとー遊べますヨ♪ とくに笑顔化が愉快です。ぜんっぜん笑っていない顔や怒った顔でも、チョー爽やかな笑顔に!

 顔写真ならだいたいOKで、顔の絵でもかなりOK。家族や知人友人の顔から、有名人やアニメの顔、歴史上の人物の似顔絵や紙幣などの顔、フィギュアの顔にお面の顔に漫画の顔に彫刻の顔までだ~いたい笑顔などに変化させられて、かな~り楽しめますのでゼヒ!

Miraで盛り美顔

 続きまして、「Mira Selfie Editor」。Android版はコチラで499円、iOS版はコチラで960円。な~んだ有料アプリか~、って感じですけど、コレ、凄いです。

 このアプリ、顔写真のライティング変更、痩身エフェクト、目や口や肌の美化や形状変更までデキちゃいます。しかも物凄く自然に仕上がることが多いので驚きます。

 できないコトと言えばメイクアップくらいなんですが、じつは同社から仮想メイクアップ用のアプリとして「MyMy Makeup」(Android版 iOS版)が提供されていたりします。コチラは無料アプリです。

 ともあれ、この「Mira Selfie Editor」により、顔写真がどんなふうに変わるのか見てみましょう。典型的な効果を写真でザザッと並べていきます。

アプリ起動後、顔写真を撮るか読み込むかすれば準備完了。複数の効果がセットになったプリセットから試してみましょう。中央はオリジナル写真で、右が「NATURAL」というプリセットです。顔の形や肌の色などが変わりました。
左から順に「SKIN」「DEFINITION」「MOONLIGHT」というプリセットで処理した結果です。美肌化、顔の印象の鮮明化、月明かりのような色味、という感じでしょうか。どれも非常に自然に処理が施されている(つまりバレにくい)のが、このアプリの大きな特徴です。
これは肌専用の処理モード。左は未処理です。中央は「FLAWS」という効果で、不完全さを除去するという処理。肌の微妙な凹凸やくすみがが消されます。ほかにも目の周辺のみ美肌化するなど、細かな処理ができます。右は「MASTER SKIN」という効果で、複数の肌処理を一気に行うものです。どの処理もスライダーを調節するだけで、リアルタイムで効果が見えます。
顔の形を調節するモード。左は元の顔で、中央は各要素を一気に整えたもの。右は目の形状だけを整えたものです。わかりやすいように強めに効果を適用していますが、抑えめに適用するととても自然に仕上がります。
これは口や歯を美化するモード。左が元の画像で、中央は唇に潤いを与えたもの、右は歯を白くしたものです。
各種効果を総合的に適用した例。左は元の画像、中央は顔の形状などの各要素を整えたもの、右はさらに白目や目の色を強調し、顔全体のライティングも整えたものです。後から再ライティングを行えるのも、このアプリの特徴です。
こちらは男性に各種効果を適用した例。左は元の画像、中央は顔の形状など各要素を整えたもの、右はさらに目や顔全体のライティングも整えたものです。

 といった感じで、かな~り「顔を盛る」ことができます。特徴的なのは「効果を抑えめにかけてリアルに仕上げられる」という点。大きく形状を変更させる「盛り盛り」も可能ですが、全体的に効果が抑えめなのでだいたい自然に仕上がります。レタッチしたのかどうかわからないような美顔写真が得られる、というのがこのアプリの良さです。

ポートレイトプロで完全美化

 最後に「PortraitPro」。前出の「Mira Selfie Editor」の機能強化版といったイメージのアプリで、同じメーカーが作っています。PC(Windows/Mac)版Android版iOS版がありますが、基本的にどれも有料です。なお、PC版には無料体験版があって試しやすいと思いますので、ここではPC版の機能などについて書いていきます。

 このアプリ、ヒッジョーに細かく顔を修正していけますが、そういった細かな機能については体験版やメーカー公式サイトをご参照ください。ここでは、どんなコトができるかを、画像を中心に見ていきたいと思います。

起動後に顔写真を読み込むと、アプリが顔を自動認識します。ただ、認識にズレがあることもあり、その場合は手動で主要な顔のポイントを指定し直す必要もあります。読み込まれた顔は、プリセットで既にレタッチされています。左側が元の顔で、右側がプリセットの「標準の女性」で処理された自動レタッチ結果です。
左はプリセット「魅力的な顔」、右はプリセット「完全メーク1」で自動レタッチされた結果です。
もちろん男性の顔も自動でレタッチできます。このほか、少女や少年にも対応しています。
プリセットを使わず、修正したい部分のパラメーターを操作し、その部分だけを自動レタッチすることもできます。レタッチの度合いはスライダー操作で行います。左は無修正の状態(画面内の左も右も同じ画像)。右は顔の整形をひとまとめに行った様子です。マスタースライダーを操作するだけで、各パラメーターが追従して動き、各部が自動レタッチされます。
特定のパラメーターだけを操作することもできます。左は目の位置を動かしつつ目を大きくした様子。右は鼻に関するパラメーターを操作した様子です。
左は肌に対する自動レタッチを施したところ。右は肌にある影を薄くしただけの自動レタッチです。
顔写真にメイクを施すこともできます。左は口紅を引いた様子。右は、口紅、マスカラ、アイライナー、チークなどを施した様子です。
左は目に関する自動レタッチで、各要素を一括して操作しましたが、眼力がUPしました。右は口や鼻に関する自動レタッチで、歯のホワイトニング効果や唇のツヤ増加効果が得られます。
髪を様々な色に変えたり、滑らかさを増すこともできます。右は髪の滑らかさを増した様子。
左は使えるパラメーターをほぼ全部使って自動レタッチを施したもの。だいぶ印象が変わります。右は形状を変えてしまうレタッチを使わず、色や光の状態だけ変える自動レタッチを行ったもので、とても自然な顔写真美化になりました。

 てな感じで、整形レベルの美男美女化から、化粧・照明レベルのプチ顔美化まで自由自在の「PortraitPro」。スライダーを動かすだけで、非常に自然なレタッチ処理が自動的にできちゃうのがヒッジョーにラクですし、また「ヤリ過ぎでない」自動レタッチ結果もイイ感じです。被写体を別人に変えちゃうようなこともできるわけですが、写真的な不完全さを補って被写体本来の良さを出すことができるあたり、幅広く使える本格派の自動顔レタッチアプリだと思います。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。