みんなのケータイ

 ARROWS NX、なかなか快適に使っています。タッチパネルはヌルヌルとまではいえないと思うのですが、大きくて見やすく、動画が楽しいです。ともかく、フリーズしたり、意味なく再起動したり、熱くなったりしません! 普通に使えます。評価基準が低過ぎると呆れられそうですが、「普通に安定している」ことで、いろいろある便利機能がやっと、ちゃんと評価されるようになると思うのです。

 ただ、中身については、もう少し使ってから判断したいので、今回は外側について感じたことを紹介したいと思います。

 ARROWS NXの外観では5.2インチのフルHDディスプレイが目立っていますが、本体の塗装に、本物のダイヤモンド粒子を加えた「ダイヤモンドタフコート」を採用したことも特徴です。ダイヤモンドタフコートとは、2層あるカラー層のうち、上部のカラー層にダイヤモンド粒子を混ぜ込んだもので、さらにその上の最上部に「ウルトラタフガードplus」を施すことで、通常の塗装の3.5倍の耐久性を実現したのだそうです。傷のつきにくさは長期間使っていないと分からないと思いますが、カバーをかけずに使う私にとってはプラスポイントです。ダイヤモンドのきらめきが見えたら、もっと嬉しかったのですが。

 マットな塗装なので指紋が目立たず、手触りはサラッとしています。中年になって指先が乾燥している私にとっては、サラッとしすぎといってもいいです。手に持ってぼんやりしていると、うっかり滑り落としそうになるほどサラサラです。汗をかきやすい真夏でも、気持良く持っていられそうです。

 正面にはディスプレイの下部に「docomo Xi」のロゴがあります。この位置が気に入らないというわけではないのですが、キャリア名にしろブランド名にしろ、ロゴはディスプレイの上部にあると刷り込まれていたらしく、取り上げるときに端末の上下を未だに間違えることがあります。まあ、そのうち目に馴染んでくるでしょう。

背面と正面。マット仕上げでサラサラ手触りの背面。傷もつきにくいそうです。ディスプレイが消灯していると端末の上下を間違ってしまうのは、やっぱり私だけでしょうか

 今、少し悩んでいるのが、通常時の端末の置き方です。背面の指紋センサーをスリープ解除に使えるのは便利だと思うのですが、ディスプレイを上にして置いておくと、指紋センサーでのスリープ解除には、どうも具合が悪いのです。上から掴んで持ち上げて、ちょっと持ち直して人差し指で背面のセンサーを探し、指を「押し上げて」クリック、さらに指をすべらせてロック解除、という動作は、端末が不安的な体勢になり、センサーのクリックに意外と力が必要です。また、私はこの動作で親指がディスプレイ面にかかることが多く、ロック画面上の時計をタッチしてしまって解除後に時計アプリが起動したりと、意図しない画面になってしまいます。

 指紋センサーでのスリープ解除は、ディスプレイ面を下に伏せて端末を置いておくとスムーズにできます。クリックも下に「押し込む」ので自然ですし、指を滑らすのもラクにできます(端末の上下も間違えません)。けれど、この置き方だと、せっかくのLEDランプが見えなくなってしまいます。基本的にマナーモード、メール受信時のバイブレーションはOFFにしているので、メール受信はLEDで確認しており、見えないと不都合です。イルミネーションパターンや色も充実しているので、それを隠してしまうのも惜しい。というわけで、LEDイルミはフィーチャーフォンのように背面に配置してほしいと思うこのごろです。

端末を伏せて置いておくと、指紋センサーのクリックや指先を滑らす動作が自然にできます。でも、残念ながらレシーバー部のLEDが見えない。比較的派手で分かりやすいイルミなので気に入っているのですが
LED