みんなのケータイ

 とくに大きな不満も無く使用できている「VEGA PTL21」であるが、防水端末でもUSB端子がキャップレスという最近のトレンド的には若干ストレスを感じるようになってきた。まあ、防水端末の大多数がまだまだキャップ付きではあるが、キャップレス端末の手軽さを体験すると、なかなか後戻りはできない心理状態になってしまう。

 充電はともかく、要するに、USB端子のキャップを開けずにデータの受け渡しなんかを手軽に行いたいわけだが、何か良い手は無いものか。その一つの解となり得るのが、ラトックシステムの「REX-WIFIUSB1」という製品である。

 USBストレージをWi-Fi経由でスマートフォンと簡単にシェアできるというもので、USBメモリはもちろんのこと、2TBまでのHDDも利用でき、パッケージにはmicroSDをUSBに変換するアダプターも同梱されている。スマートフォンからの使い方は簡単で、Android端末であればGoogle Play Storeから専用アプリ「WiDrawer」をダウンロードし、Wi-Fiまわりの設定を行えば、すぐにUSBストレージの参照が可能になる。

USBケーブルは単なる給電用。形状的にはリーダーライターとして使えそうだが、その機能は無い
専用アプリ「WiDrawer」からアクセスしたところ

 まあ、キャップを開けたくないがために、かえって手順が増えているような気がしないでもないが、そもそもメモリカードスロットが無いiPhone/iPadやNexus 7のような端末にとっては結構便利なアイテムなんじゃないかと思う。実は、3000mAhのバッテリーを内蔵したモデル「REX-WIFISD1」も販売されており、外部バッテリーも一緒に持ち歩きたい、と考えている人には、こちらもオススメだ。