交通系ウィジェットの活用法

2012年5月21日 06:00
(湯野康隆)

 以前、Android端末のショートカット機能の便利な使い方について書いたことがあるが、今回はもう一つの便利な機能、ウィジェット機能の活用法についてご紹介したい。

便利な交通系ウィジェット

 Android端末では、Googleマップとそれに付随する経路探索機能やナビゲーション機能が利用できる。これらに関連するウィジェットをホーム画面に貼り付けておくと、いろいろと入力の手間が省けて便利なのだ。

 ホーム画面を長押しすることでショートカットやウィジェットの選択・設定を行えるが、ここから「経路とナビ」というウィジェットを選択しよう。そして、目的地や移動手段(車・電車・徒歩)といった項目をそれぞれ設定。これで準備はOKだ。

 筆者の場合、自宅については車と電車、会社については電車での経路をウィジェットしてホーム画面に置いている。こうしておくことで、乗換案内アプリなどで最寄駅を入力したり、ナビでの目的地設定したりといった、毎回同じことを行う手間が省ける。

 さらに車での移動が多い方にオススメなのが、「交通状況」というウィジェットだ。こちらも先ほどのウィジェットと同様に設定しておくことで、目的地までの道路の混雑状況が一目でわかるようになる。

「経路とナビ」と「交通状況」の2つのウィジェット「経路とナビ」の設定画面

 そう言えば、以前、こんなエントリーを書いたことがあるが、先日、Googleマップの渋滞情報にも弱点があることに気付いた。通行止に関する情報が無いのだ。

 Googleマップでは、ユーザーが実際に移動したプローブ情報のみを元に渋滞情報を表示しているため、ユーザーが走行していない道路については何も表示されないことになる。普段、交通量の多い道路で渋滞情報が表示されていないということは、何かあったのだろうな、と通行止の状況を想像できなくもないが、パッと見は判別できないし、その地点を回避するルート探索を行ってくれるわけでもない。

 Googleマップのナビゲーション機能については、そういうこともあり得るのだと知った上で、他の渋滞情報アプリなどと組み合わせて利用するのがいいだろう。