朝のはじまりはパズルから

2012年3月19日 06:00
(法林岳之)

 2月最終週から3月第1週にかけて、スペインのバルセロナでMobile World Congress 2012が開催されていたのは、読者のみなさんもご存知の通り。ボクも取材やケータイ Watchのイベントなどのため、現地入りしてたんだけど、実は会期最終日に体調を崩し、熱でフラフラになりながら帰国した。

 プライベートな旅行でもそうだけど、旅先では結構、緊張感が保たれているからか、あまり体調を崩すようなことはなく、ホテルや飛行機の乾燥した空気に少しノドがやられるくらいだったけど、今回は年末の旅行に続き、1月に2012 International CESがあったり、他にも出張が重なっていたりして、どうも疲れがたまっていたみたい。何にせよ、気をつけないといけません。

 そんな旅先でスマートフォンが役に立つという話は、よく言われるところ。「ブラウザ」に「メール」に、「マップ」「カメラ」「ソーシャルサービスアプリ」など、いろんなシーンでスマートフォンが役に立つ。でも、最近の出張でちょっと発見だったのがOptimus LTE L-01Dに搭載されている「アラーム時計」のアプリ。

番号順にタップすれば、アラームが止まるというしくみ。簡単なようだけど、寝ぼけているので、ちょっと戸惑う。「ダメ。やっぱ、眠いからスヌーズ!」ってのもあり?

 Androidスマートフォンには標準で「時計」アプリがインストールされていて、アラームも時計アプリ内で設定ができるんだけど、メーカーによっては独自のアプリを搭載しているケースも多い。Optimus LTE L-01Dの場合、時計アプリとは別に「アラーム時計」というアプリがプリセットされている。一見、普通のアラームでしかなく、スヌーズやバイブレーター、アラーム音などが設定できるんだけど、その中に「パズルクロック」という項目がある。実は、ここにチェックを付けておくと、アラームが鳴ったとき、画面にごく簡単なパズルが表示されて、それを解かないとアラームが止まらないというしくみ。

 画面を見てもわかるように、パズルそのものはいたって簡単なんだけど、何せ朝の寝ぼけてるタイミングですから、正直なところを言っちゃうと、結構、押し間違えました(笑)。欲を言えば、だんだん慣れてくるので、たまには逆順で押さないとダメなんていうバリエーションがあってもいいかもしれません。ただ、あんまり難しくしちゃうと、パズルを解くのに時間が掛かって、アラーム音で周囲に迷惑がかかるので、程々にしておいて欲しいところですが……。ちなみに、このアラーム時計のアプリは同じNTTドコモ向けの「PRADA Phone by LG L-02D」やau向けの「Optimus X IS11LG」などにも搭載されている。

GLOBAL PASSPORTアプリがアップデートして、定額対象事業者に接続中はアイコンが表示され、事業者名も一瞬、表示されるようになった。auの場合、スペインはMovistarが定額対象事業者

 ところで、海外と言えば、お伝えしておくべき話がひとつ。本コーナーの今年1月に掲載された「海外ダブル定額は安心だけど…… 」というエントリーで、auの「GLOBAL PASSPORT」のアプリが起動時に定額対象事業者に接続されたことを表示するのみで、その後は何も情報が表示されないという話を書いた。その後、GLOBAL PASSPORTのアプリはアップデートして、NTTドコモの「ドコモ海外利用」と同じように、ステータスバーに定額対象事業者に接続されていることが表示されるようになった。今回のスペイン・バルセロナは、GLOBAL PASSPORT GSMのエリアだったので、「MIRACH IS11PT」にau ICカードを差し替えて利用したけど、常にステータスバーに情報が表示されていて、安心して使うことができた。これから海外に行く人は事前にアップデートをお忘れなく。