IS12SH最大の魅力はDTCP-IP対応

2011年7月5日 06:00
(湯野康隆)

 久しぶりに活気が戻ってきた感じがする各キャリアの夏モデルのラインナップ。auで言えば、INFOBAR A01やG'zOne IS11CAのように見た目にもインパクトがある端末が並ぶ。そんな中、筆者が選んだのは「AQUOS PHONE IS12SH」。

 正直なところ、auのスマートフォンのラインナップの中に卓上ホルダ対応モデルが一つも無いという事実には愕然としたが、そうした状況下においても3Dツインカメラ搭載で、スマートファミリンク対応というIS12SHの魅力は絶大。おまけに「電源ボタン+ホームキー」でスクリーンショットが撮れる、という仕事上の都合の良さも相まって、IS12SHに落ち着いた。

 筆者が個人的に非常に気になっていたのが、スマートファミリンク機能の存在だ。この機能、DTCP-IPという日本のテレビやレコーダーで採用されている著作権保護の規格に対応したもので、一応、AQUOSシリーズのみが動作保証の対象となっているものの、その他のDTCP-IP対応機器でも動作する可能性は高い。

 筆者宅の場合、RD-S304Kという東芝製のレコーダーを使っているのだが、IS12SH購入後、さっそくレコーダーにTSフォーマットで録画した番組をIS12SHで見られるか試してみた。結論としては、無線LAN環境のスループットの問題もあってか、途中で止まったりしながらも、特に問題なく再生できた。

 居間にあるレコーダーで録画したテレビ番組を寝室で見たりできるこの機能。一度使うと手放せなくなるかも。