海外版GALAXY S、香港の評判をショップに聞く

2010年11月8日 06:00
(山根康宏)

 香港在住の筆者は普段から海外メーカーのスマートフォンをよく利用している。現在愛用中のGALAXY Sも海外メーカーであるサムスン電子製であるが、いよいよ日本でも日本版となるSC-02Bが発売になった。ドコモの店舗のみならず大手量販店でも完売となるなど出だしは順調なようで、海外版を使って高い満足感を得ている筆者としてもうれしい気分である。

 さて筆者の周り、香港でもGALAXY Sのユーザーが増えている。なじみの携帯電話ショップへ行っても店員が買い換えた端末はiPhone 4かGALAXY S、そんなケースも多い。そこで香港の携帯電話ショップの店員にGALAXY Sの評判を聞いてみると、画面が大きくて使いやすい、ストレス無く高速に動く、写真や動画がキレイ、といった声が揃って返ってくる。もちろん音楽の購入やアプリの利用という点ではiPhoneのエコシステムには追いつけないのも事実だろうが、単体でも十分活用できるのがGALAXY Sだ、という声もよく聞かれた。またAndroidアプリも最近では数が急増しており、香港では有料販売も開始されたばかりだ。今後はGALAXY Sでアプリを活用する香港のユーザーも増えていくだろう。

 サムスン電子は香港でも1~2カ月おきにイメージを改めた広告を繁華街や香港名物の二階建てバスに出しており、製品が陳腐化しないような宣伝も行っているのは見事なものだ。ただiPhoneは豊富なカバーが多数出ており外見を自由にカスタマイズできるのに対し、GALAXY S用のアクセサリはまだあまり数が出回っていない。香港の携帯電話雑誌では先日、韓国で出ているGALAXY Sのホワイトやピンクバージョンが紹介されており登場を期待する声も出ている。このカラバリはせっかくだから日本でもぜひ展開してもらいたいものだ。