タッチ操作は便利だけど
昨冬使った「F-01B」に続き、「F-04B」を使っていると、タッチパネル操作が徐々に手放せなくなっている。そう気づいたのは、夏モデルの発表会だった。各社のケータイをチェックしているとき、ついつい画面に触れて操作しようとしてしまう。タッチパネル非対応のケータイはまだまだ多いので、「あ、やってしもうた」と反省する。
iモードサイトのブラウジングをしているときは、画面に触れてズズズーッとスクロールしちゃうし、何かの機能へアクセスするときメニューアイコンについつい触れてしまう。以前も書いたが、画面につい触れてしまうというのは、タッチパネルは補助的な操作方法として便利なことの証なのかと思う。
その一方で、「F-04B」をタッチパネルだけで操作しようと試みると、最初は多少戸惑う。設定メニューやリダイヤルのリスト、メールの一覧といった画面で“次ページ”へ切り替えようとするときのタッチ感覚が少し独特なのだ。言葉で表現すると「指先を画面に置いて、少し間を置いてからなぞる」という操作を行うと比較的スムーズに画面を切り替えてくれるようだ。この感覚をつかむまで、リダイヤル画面でページ切り替え操作を行おうとして、間違えてリダイヤルの記録にタッチしてしまい、思わぬところへ電話をかけそうになったこともあった。
また、iアプリによっては、画面上のボタンなどに触れて操作できるものもあれば、方向決定キーが表示されて、ハードキーをエミュレートする形で操作するものもある。はたまた、iコンシェルの通知バルーンが表示されていると、触れればiコンシェル画面にアクセスできそうに思えるが、実際は触ってみてもiコンシェルの画面にはアクセスできない……といったところも戸惑いを呼んだ部分だ。
こうしてみると、タッチパネルは便利な面もあれば戸惑いはある、というのが正直な感想だが、もっと使いやすくなって欲しいというのも正直なところ。セパレートするからにはタッチパネルですいすい操作できる、というのは「F-04B」で体験してみたかったことの1つだが、ハードウェアキーとタッチパネルの混在、という環境はまだまだ正解探しが続いている世界のようだ。